19. Extended Memory / Robert Clowes
1. 記憶の新たな技術的生態系?
Merlin Donald 1991:生物学的記憶と外部記憶(external memory)を二分
21世紀に入り、デジタル技術による記憶拡張:「E-memory」
ウェアラブルデバイス+クラウド
2.E-メモリー
Sutton 2010:単なる補完ではなく、今までに増強。
E-メモリーは「自律的」「社会的にエンタングル」(例:Facebook)
E-メモリーに認知的・情動的な生活を依存することに対する懸念worryも。
3. トランザクティブ・メモリー
Daniel Wegner 1987:Transactive Memory
グループのなかで誰が何を知っているかに関する記憶
共同想起の例:互いに記憶を補完する老夫婦
現代人は、トランザクティブ・メモリーのパートナーとして、インターネットと付き合っているといえる。
Sparrow 2011はGoogle検索の記憶への影響を報告。
Sparrow, Betsy, Jenny Liu, and Daniel M. Wegner. "Google effects on memory: Cognitive consequences of having information at our fingertips." science 333, no. 6043 (2011): 776-778.
Ward 2013
4. E-メモリーは本当の記憶か?
「拡張させた心」による、身体の外のものが心の一部を構成するといえるための「trust and glue条件」
Clark &Chalmers 1998による「オットー」の思考実験:認知症患者のオットーがノートを見ながら美術館にたどり着いたとしたら、ノートはオットーの記憶の一部を構成していたと言える
Michaelian などによるオットー思考実験への批判。
メタ認知が大事
5. 認知的エンハンスメントと心の解釈
epistemic feeling
インターネットの問題:アルゴリズムが不透明性
インターネットをE-メモリーの一部とみなすことは、インターネットにつながったエージェントを理解することに役立つ。
我々の素朴心理学のアップデートにつながる。