2023年の履歴
発表履歴
01月03日 年始休み
01月10日 お休み
01月17日 17:30-19:00 彦坂修平(茨城大学)
01月24日 お休み
01月31日 17:30-19:00 小林祥子(玉川大学)
02月07日 お休み
02月14日 お休み
02月21日 17:30-19:00
02月28日 17:30-19:00
03月07日 お休み
03月14日 お休み
03月21日 祝日休み
03月28日 お休み
04月04日 お休み
04月11日 17:30-19:00
04月18日 17:30-19:00
04月25日 17:30-19:00 平山颯太(JAXA)
2023年01月31日
発表者:小林祥子(玉川大学農学部)
タイトル:Sentinel-1衛星画像を用いた稲作の生育モニタリング〜穂の水分量推定を目指して〜
概要:近年、イネの高温障害が全国的に発生し、それに伴う米の品質低下が深刻な問題となっている。対策の一つは、収穫適期に達した後の迅速な刈り取りである。本研究では、長野県佐久市の水稲圃場を対象に、Sentinel1衛星画像による生育モニタリングを行うことを目的とした。特にマイクロ波衛星データが植物の水分量に影響されることに着目し、マイクロ波の後方散乱強度と穂内水分量との関係性を解析した。現場調査データと衛星画像を解析した結果、出穂前においては草丈とVH偏波、出穂後においては穂内水分量とVV偏波に有意な相関が示された。籾の水分量は収穫期の判断に重要なパラメータとなることから、本研究は、衛星画像による水稲の収穫適期の推定に役立つ結果を示すことができたといえる。
2023年01月17日
発表者:彦坂修平(茨城大学大学院理工学研究科 社会インフラシステム科学専攻)]
タイトル:深層学習による道路検出に基づくリモートセンシング画像間の高精度レジストレーション手法の開発
概要:光学リモートセンシングによって観測された長期間に渡る膨大なデジタルアーカイブスを用いることにより、地表面の変化を知ることができ、これらは様々なアプリケーションで非常に有用な情報と言える。しかし、正確な変化抽出のためには、高精度な画像間レジストレーションが必要であり、対象が高分解能リモートセンシング画像で都市域を対象とする場合は特に顕著である。本論文では、多時期高分解能リモートセンシング画像から都市域における建物等の人工物の変化を抽出するケースなどを想定して、アナログフィルムで撮られた昔の航空写真のようにノイジーな画像に対しても適用可能な新たな画像間の自動レジストレーション手法を提案する。提案手法では、画像から2ステップで学習された深層学習モデルにより抽出された道路マスクに対し、テンプレートマッチングを適用することにより、画像間レジストレーションを行う。リファレンス画像と撮影時期が36年以上離れた画像を含む複数の時期の画像に対して提案手法を適用し、サブピクセルでのレジストレーション精度を実現することができた。