2008年の履歴
2008年12月16日
中路達郎(国立環境研究所)
タイトル:フェノロジー観察用地表分光カメラシステムの開発と今後の展望
概要: 今回の発表では、昨年から取り組んでいるフェノロジー観察カメラの開発状況について、苫小牧、富士北麓などのデータとともに紹介したいと思います。また、根圏研究における分光画像計測の適用例など、今後、進めていきたい新しい研究テーマについても時間があればお話したいと思いますので、多くのご意見・ご助言をいただきたいと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。
2008年12月9日
小熊宏之(国立環境研究所)
タイトル:インターネット自然研究所のライブカメラを用いたフェノロジー観測について
概要: インターネット自然研究所とは環境省生物多様性センターが全国の国立公園に設置したライブカメラであり、2002年頃から撮影が開始されています。今回は数箇所の画像の解析事例を紹介すると共に、今後のライブカメラの開発について意見交換を行いたいと思います。
2008年12月2日
奈佐原顕郎 (筑波大学 大学院生命環境科学研究科 持続環境学専攻)
タイトル:教科書のレビュー
概要: Petty (2006) A First Course in Atmospheric Radiationのレビュー。第10回
小栁 智和(筑波大学 生命環境科学研究科環境科学専攻 流域管理研究室)
タイトル:NDVIで推定した植生変動の踏査情報による検証(トヨタ自動車による植林編)
2008年11月25日
澤田義人(産業技術総合研究所)
タイトル:分光学の最近の進歩
概要:最近の分光学で注目を集めている事柄について、特に計測装置とデータ解析手法に関してのレビューを行います。リモートセンシングと分光学の接点についても参加者と一緒に考えたいと思います。品質管理や物質同定で良く用いられる中赤外領域(400cm-1~4000cm-1)を対象としたImaging Spectroscopyについても触れる予定です。【参考文献】PNAS 2008 April 1; 105(13): 5093-5098. Vitrification is essential for anhydrobiosis in an African chironomid, Polypedilum vanderplanki
2008年11月18日
2008年11月12日
藤井 秀幸(宇宙航空研究開発機構(JAXA) 地球観測研究センター(EORC))
タイトル:「植生被覆によるマイクロ波放射計土壌水分アルゴリズムの改良」
概要: AMSR-E土壌水分アルゴリズムの概要と検証事例を紹介する。マイクロ波放射計による陸域観測では、地表面の不均一性が地表面射出へ与える影響が大きく、土壌水分推定の誤差要因の1つとなる。本アルゴリズムでは、 MODISデータを用いて植生被覆の不均一性を考慮することによって改善を試みた。また、今後のアルゴリズム開発の展望について簡単に紹介する。
Cheng-Chien Liu (Associate Professor, Department of Earth Sciences, National Cheng Kung University)
タイトル:Monitoring the dynamics of ice shelf margins in Polar Regions with high-spatial- and high-temporal-resolution space-borne optical imagery
2008年11月4日 17:15
奈佐原顕郎 (筑波大学 大学院生命環境科学研究科 持続環境学専攻)
タイトル:教科書のレビュー
概要: Petty (2006) A First Course in Atmospheric Radiationのレビュー。第9回
村上 浩(宇宙航空研究開発機構(JAXA) 地球観測研究センター(EORC))
タイトル:「GCOM-C陸域分野の研究計画について」
概要: GCOM-Cは、植生や海色、雲・エアロゾル、雪氷に関る観測プロダクトの作成と、その地球環境変動解析や現業利用等を通じ、将来、地球環境監視・予測のための定番観測インフラの一つとして位置づけられることを目指したミッションです。特に陸域生態系分野については、ADEOS-II/GLIでは体制が薄かった分野ですが、地球環境問題の中で炭素吸収/植物生産力を定量評価する必要性が高まっていることもあり、GCOM-Cのサイエンス活動としても重点化する部分と考えています。発表では、衛星以外との連携ストーリも含め、GCOM-Cでの陸域生態系分野のプロダクト開発や研究計画について御紹介します。
2008年10月28日 17:15
奈佐原顕郎 (筑波大学 大学院生命環境科学研究科 持続環境学専攻)
タイトル:教科書のレビュー
概要: Petty (2006) A First Course in Atmospheric Radiationのレビュー。第8回
小栁 智和 (筑波大学 生命環境科学研究科環境科学専攻 流域管理研究室)
タイトル:NDVIで推定した植生変動の踏査情報による検証(三宅島・インドネシア編)
2008年10月21日 17:15
筑波大学生物農林学系棟F406
奈佐原顕郎 (筑波大学 大学院生命環境科学研究科 持続環境学専攻)
タイトル:教科書のレビュー
概要: Petty (2006) A First Course in Atmospheric Radiationのレビュー。第7回
宮崎浩之(東京大学東京大学空間情報科学研究センター)
タイトル:ASTER衛星画像と既存都市域マップの複合的利用による高精度・高分解能都市域マッピング
概要: 10/23に地理情報システム学会の日韓国際シンポジウム(マッピング)にて都市域マッピングの講演発表をすることになりました。練習をかねて進捗を報告いたします。また韓国全土と首都圏のデータセットをお見せする予定です。本研究では,ASTER衛星画像と既存の都市域マップの複合的な利用で,都市域マップを高精度・高分解化する手法を提案した.提案手法は次の2ステップで構成される.1) ASTER/VNIR衛星画像を教師無し学習に基づいてクラスタリングし,既存都市域マップを重ね合わせることで都市クラスタを識別し抽出する,2) ASTER/VNIR衛星画像からの抽出結果と既存都市域マップの組み合わせ別にグラウンドトゥルースデータに対する条件付確率を算出する.既存都市域マップとして,空間分解能1kmのMOD12Q1とGRUMPを用いて,世界の101の都市域を対象に試行した.その結果,都市域マップの空間分解能は15mに向上し,MOD12Q1,GRUMPに比べて,精度が向上した.以上より,本手法は都市域マップの高精度・高分解能化に有用であるといえる.
2008年10月14日 17:15
奈佐原顕郎 (筑波大学 大学院生命環境科学研究科 持続環境学専攻)
タイトル:教科書のレビュー
概要: Petty (2006) A First Course in Atmospheric Radiationのレビュー。第6回
岩男弘毅 (独立行政法人産業技術総合研究所)
タイトル:Development of global road and human settlements map on GEO Grid
概要: 進捗の紹介
2008年10月07日 17:15
筑波大学生物農林学系棟F406
奈佐原顕郎 (筑波大学 大学院生命環境科学研究科持続環境学専攻)
タイトル:教科書のレビュー
概要: Petty (2006) A First Course in Atmospheric Radiationのレビュー。第6回。ポインティングベクトル(p. 29相当)。
本岡毅 (筑波大学 生命環境科学研究科持続環境学専攻 流域管理研究室)
タイトル:衛星リモートセンシングを用いた植物フェノロジー観測
2008年09月30日 17:15
筑波大学生物農林学系棟B400(学系ラウンジ)
奈佐原顕郎 (筑波大学 大学院生命環境科学研究科持続環境学専攻)
タイトル:教科書のレビュー
概要: Petty (2006) A First Course in Atmospheric Radiationのレビュー。第5回。複素屈折率・吸収係数(p. 28-30相当)。
小栁 智和 (筑波大学 生命環境科学研究科環境科学専攻 流域管理研究室)
タイトル:衛星リモートセンシングを用いた東アジアの植生変動の推定
概要: 従来の解析の、地理的・時間的対象範囲を拡大した結果を報告します。
桑田賢太郎 (筑波大学 生物資源学類B4)
タイトル: (水稲と衛星推定PARの話)
2008年09月16日
奈佐原顕郎 (筑波大学 大学院生命環境科学研究科 持続環境学専攻)
タイトル:教科書のレビュー
概要: Petty (2006) A First Course in Atmospheric Radiationのレビュー。第4回。複素誘電率・マクスウェル方程式の平面波解
木下嗣基(独立行政法人 国立環境研究所 地球環境研究センター)
タイトル:Analytical solution of flow line of submarine groundwater plume
概要: 地下水の湧出は沿岸海洋に影響を与えると考えられる。本研究では富山湾に流入する地下水の挙動に関して検討を行う。富山湾岸は農地が多く、地下水にも栄養塩が豊富に含まれている。この栄養塩を豊富に含まれる地下水により、海藻の成長に影響を与えると考えられる。しかし、地下水の湧出後の挙動に関してはほとんど知見がない。そのため、塩分分布の観測を行っても、湧出点の推定は可能であるが、湧出量などの推定は困難である。本研究では、湧出地下水の挙動に関して検討を行うものである。
2008年09月09日
奈佐原顕郎 (筑波大学 大学院生命環境科学研究科 持続環境学専攻)
タイトル:教科書のレビュー
概要:Petty (2006) A First Course in Atmospheric Radiationのレビュー。第3回。なぜレーリー散乱は波長の4乗に反比例するのか?
永井信(岐阜大学)
タイトル:International Journal of Remote Sensing投稿論文の査読返信検討
2008年09月02日
奈佐原顕郎 (筑波大学 大学院生命環境科学研究科 持続環境学専攻)
タイトル:教科書のレビュー
概要:Petty (2006) A First Course in Atmospheric Radiationのレビュー。第2回。偏光。レーリー散乱が偏光する仕組み
小栁 智和(筑波大学 生命環境科学研究科環境科学専攻 流域管理研究室)
タイトル:筑波山の山頂サイトの紹介
2008年08月26日
奈佐原顕郎 (筑波大学 大学院生命環境科学研究科 持続環境学専攻)
タイトル:教科書のレビュー
概要:「写測」最新号に山本浩万さんが書評したPetty (2006) A First Course in Atmospheric Radiationのレビュー。全13章、毎回、1章弱くらいの分量を読んで、そのダイジェストを、30分くらいでプレゼンの予定
岩男弘毅 (独立行政法人 産業技術総合研究所 情報技術研究部門 地球観測グリッド研究グループ)
タイトル:グローバルデータセットのProjection Datumの取扱い
概要: Projection = Geographic, Radius = 6370997 (meters), Datum/Spheroid = Sphere, Column = 43200, Row = 21600 (ボストン大やメリーランド大の全球土地被覆図など)のデータをWGS84回転楕円体で扱う場合の注意等について,GRASS,PROJ4さらにはModisToolなどの使用法も含め紹介します。
2008年08月19日
竹山 優子(独立行政法人 産業技術総合研究所 情報技術研究部門 地球観測グリッド研究グループ)
タイトル:CSIG(Cyberinfrastructure Summer Institute for Geoscientists) 2008参加報告
概要:CSIG2008で行われた講義内容の紹介。主な内容はGEONの概要と多次元データビューアの活用、及びCyberinfrastructure教育についてです。
2008年08月12日
岩男 弘毅(独立行政法人 産業技術総合研究所 情報技術研究部門 地球観測グリッド研究グループ)
タイトル:国際地理標準に準拠した衛星画像検索システムの研究開発
2008年08月05日
竹山 優子(独立行政法人 産業技術総合研究所 情報技術研究部門 地球観測グリッド研究グループ)
タイトル:合成開口レーダ及び数値気象モデルを用いた沿岸風況把握
概要:日本沿岸域における合成開口レーダ(SAR)及び数値気象モデルを用いた海上風推定手法の開発について、過去研究の事例を踏まえながら発表させていただきます。
Preesan Rakwatin(宇宙航空研究開発機構(JAXA) 地球観測研究センター(EORC))
タイトル:Restoration of the Aqua MODIS Band 6 using Histogram-matching and Local Least-squares Fitting
2008年07月29日
平田竜一 (独立行政法人 農業環境技術研究所 大気環境研究領域)
タイトル:フラックス計算手法の違いが年間のNEPに与える影響
概要:渦相関法を用いて年間のNEEを推定する際、30分値のフラックスを算出し、それを積算する。この時、フラックス算出は各研究者の裁量によって計算されるため、各研究者により差異が見られる。この差異を定量的に認識するため、森林1年分のデータを用い、複数の研究者が計算を行ない、その結果を比較した。その結果、各研究者の計算結果は、30分値ではよく一致しているように見えたが、年積算値では大きな差が見られた。これは、30分値に存在するわずかな系統誤差が年間で積算すると非常に大きな値となったためである。このように、時間分解能の低い数値の系統誤差が年積算値ではさらに誤差が拡大するという問題は、フラックスのみならず、同様の処理を行なうチャンバー法、モデル、リモセンでも顕在するので、年積算値の相互比較の際は注意が必要である。
番外編 2008年07月24日(水) 16:00-17:30
国立環境研究所地球温暖化棟1F会議室1
K S Rajan, Ph.D. (Associate Professor) International Institute of Information Technology, (Gachibowli, Hyderabad)
タイトル: Land Use modelling - experiences from agent-luc model
FOSS4G - Indian initiatives and road ahead
木下 嗣基(独立行政法人 国立環境研究所 地球環境研究センター)
タイトル:Investigating the rank-size relationship of urban areas using land cover maps
概要:Geophysical Research Lettersに投稿した上記タイトルの論文の査読結果が"Minor Revision"で戻ってきました。これを受けてReviewerのコメントへの対応を相談したいと思います。
2008年07月15日
いつもどおりの西事業所です
岩男弘毅 (独立行政法人 産業技術総合研究所 情報技術研究部門 地球観測グリッド研究グループ)
タイトル:ISPRS(国際写真測量リモートセンシング学会)参加報告
山本浩万(独立行政法人 産業技術総合研究所 情報技術研究部門 地球観測グリッド研究グループ)
タイトル:IGARSS2008参加報告
2008年07月8日 17:15
筑波大学生物農林学系棟B400(学系ラウンジ)
中右浩二 (宇宙航空研究観測機構地球観測研究センター)
タイトル:「森林火災検知アルゴリズムの改善について」
概要:MODISでは4um赤外線バンドにより火災検知の性能が大幅に向上した。しかしながら、泥炭火災やツンドラ火災など、小規模・低温の火災のついては、依然検知が難しい。低温・小規模な火災を見つけるためにMODISの標準火災プロダクトの改良を試みる。
2008年07月1日 17:15
筑波大学生物農林学系棟B400(学系ラウンジ)
車の方は、大学正門(東大通り沿い)から入って、下図のように「生物農林学系棟」の近くの守衛室まで来てください。守衛さんに 頼めば、守衛室の前の駐車場に駐車できます。 2nishida.jpg
奈佐原顕郎 (筑波大学農林工学系)
タイトル:Leaf-to-canopy upscaling of optical signals and physiology of forest canopy
概要:森林林冠の分光情報の理解は、森林の機能や構造に関する衛星リモートセンシングにおいて肝要である。その理解には多層モデルが有用だが、実際の森林観測サイトで多層モデルを構築するには、パラメータに関する多くの不確実性に対応せねばならない。特に、葉面積指数、葉の傾角分布、そして個葉レベルの分光・生理特性を、それぞれ樹種別・季節別に用意する必要がある。本研究では、2004年以来の高山サイトにおける野外観測で明らかにしたこれらのパラメータを多層モデルに組み込んだ。そして、パラメータの単純化が森林の機能や構造と分光情報の対応をいかに歪めうるかを検討した。一方、林冠を構成する各樹種ごとに光合成を推定し、森林全体のGPPにおける樹種別の寄与を見積もった。
2008年06月24日 17:15-
岩男弘毅 (独立行政法人 産業技術総合研究所 情報技術研究部門 地球観測グリッド研究グループ)
タイトル:GEO Gridの紹介
概要:最近の進捗/計画について紹介させていただく予定です。同じく新土地被覆論文のPresubmission用アブストラクト(現在Dave/DCPとまとめ中)を持参予定です。
2008年06月17日 17:15-
筑波大学生物農林学系棟B400(学系ラウンジ)
永井信 (岐阜大学流域圏科学研究センター)
タイトル: Field experiment of stability of NDVI as an index for phenology detection(投稿論文事前査読)
2008年06月13日(金←変則的に金曜とします) 16:00-18:00
国立環境研究所 地球温暖化棟 交流会議室
植山雅仁(大阪府立大学大学院 生命環境科学研究科)
タイトル:「現地観測・人工衛星データ・陸域生態系モデルを用いた内陸アラスカにおけるクロトウヒ林の炭素収支の評価」
概要:内陸アラスカのクロトウヒ林を対象としてCO2交換量を連続測定し、年間の炭素収支及び収支に影響を与える環境要因を評価した。観測結果を広域化するために、観測データに基づく経験モデルを構築し、AVHRR・MODIS データから導かれる指標を変数としてクロトウヒ林の広域CO2収支を評価した。長期的な炭素収支の変動要因を明らかにするために、観測データを用いてBIOME-BGCモデルの改良・調整を行なった。改良されたBIOME-BGCによるGPP/RE/NEEは観測結果と良く一致し、また、広域的な炭素フラックスの経年変動も衛星モデルからの推定値と似た傾向を示した。
2008年06月03日
部屋は4Fの第二輪講室です
在岡麻衣 (独立行政法人 産業技術総合研究所 情報技術研究部門 地球観測グリッド研究グループ)
タイトル:The availability of cloud-free Terra ASTER data on GEO Grid
概要:ASTM発表練習
宮崎浩之(東京大学空間情報科学研究センター)
タイトル:Development of New Urban Extent Map with Integration of ASTER/VNIR Classified Map and Existing Urban Extent Maps
概要:ASTM発表練習
2008年05月27日
奈佐原顕郎(筑波大学農林工学系)
タイトル: 陸域生物圏モデルのための極東アジア域入射PAR分布の作成
概要:S1プロジェクトでは衛星対応型の陸域生物圏モデルBEAMSによって極東アジア域の2000~2005年の炭素収支分布が推定された。現在、その成果をリファインする作業が進んでいる。具体的には、期間を2007年まで伸ばし、各種データをさらに高精度化し、再計算を行い、地上検証を増やすことが計画されている。この入力データとして、簡易アルゴリズムを用いた、衛星による陸域入射PAR(光合成有効放射量)の計算期間延長と最新プロダクトによる再計算を行った。衛星データはTerra/MODISとAqua/MODISのL1B5km分解能; コレクション5を用いた。今後、SPOT-VGTおよびNOAA-AVHRRのデータのマージも検討している。
佐々井 崇博(産業技術総合研究所 地質情報研究部門 地質リモートセンシング研究グループ)
タイトル:東アジアの炭素収支解析~簡単な計画と経過報告~
概要:奈佐原さんのPARデータをもらった後、BEAMSを用いてどのような解析をするのか、東アジア地域の炭素収支解析に関する今後の計画と経過報告を話す。計画は、地上観測との比較や東アジア地域の空間分布の解析、時系列解析について。経過報告は、データ整備状況など。
宮崎浩之(東京大学空間情報科学研究センター)
タイトル:「青海・チベット高原を対象とした多時期衛星画像による放牧活動の植生に対する影響の推定」
概要:(投稿論文事前査読) 論題にしめす投稿論文を事前査読としてご鞭撻お願い申し上げたい.概要は下記のとおり.なお,投稿先は環境情報科学論文集である.中国西部の青海・チベット高原では,過放牧と気候変動の複合的な影響による土地劣化が地域社会に深刻な影響を与えており,放牧の影響の把握が急務となっている.本研究では,MODIS衛星画像から得られた時間分解能16日のデータセット(MOD13Q2,MOD11A2)と気象観測データセットを用いた放牧活動の影響の推定手法を提案する.青海省馬多県に適用した結果,得られた放牧影響度は,現地調査で確認した放牧地利用状況と対応があり,劣化した放牧地,利用されている放牧地,保全されている土地が判別された。また,夏季放牧地,冬季放牧地の利用時期を推定することができた.本研究の成果は,放牧地利用の観測手法として,効果的な利用が期待される.
2008年05月20日
本岡 毅(筑波大学大学院 環境科学研究科2年 流域管理研究室)
タイトル:CAI/NDVIのシミュレーション結果について、
桑田賢太郎(筑波大学)
タイトル:MS712による中間赤外連続分光観測の現状
2008年05月13日
松永恒雄(国立環境研究所地球環境研究センター)
タイトル:GOSAT第1回研究公募とCAIによる全球 NDVIプロダクトについて
亀井秋秀 (産業技術総合研究所情報技術研究部門地球観測グリッド研究グループ)
タイトル:「スカイラジオメータによるエアロゾル観測と衛星データの比較検証」
概要:PENでは、衛星観測データを検証するための大気補正用データ取得を目的として、スカイラジオメータによるエアロゾルの自動連続観測を行っている。また、衛星観測から得られるエアロゾル情報として、MODISなどによるデータプロダクトがあり、これらとの比較検証を試みる。
山本 浩万 (産業技術総合研究所情報技術研究部門地球観測グリッド研究グループ)
タイトル:HSSRデータを用いたASTER/MODIS反射率プロダクトの検討
概要: HSSRデータを用いたASTER/MODIS反射率/植生指数プロダクトの検証 / SPデータを用いた大気補正アルゴリズムの検討 / GEO Gridで6S実装の検討 / その他
2008年04月22日
宮崎浩之(東京大学空間情報科学研究センター 柴崎研究室)
タイトル: 青海・チベット高原地域を対象とした衛星画像による放牧活動の植生に対する影響の推定手法に関する研究
概要:本研究は,脆弱な生態系をもつ青海・チベット高原地域における生態系の保全と放牧の管理を背景として取り組んでいる.過酷な環境である上に,近年は政治的にも現地調査が困難となっている同地域では,放牧監視の手法として,衛星画像を用いる意義は大きい.本講演では,これまでの成果(卒業論文,修士論文)とともに,近日の取り組みを報告する.
2008年04月15日
2008年04月08日
岩田拓記(筑波大学陸域環境研究センター)
タイトル:森林直上における乱流輸送のサーフェスリニューアル解析
概要:本研究では、サーフェスリニューアル法と呼ばれるフラックス観測手法を森林直上の大気の層に適用し、その層内での乱流輸送特性を調べている。以上の発表に加えて、アラスカ大学IARCで行う研究を簡単に紹介する。
在岡麻衣 (独立行政法人 産業技術総合研究所 情報技術研究部門 地球観測グリッド研究グループ)
2008年04月01日
Dr. Preesan Rakwatin宇宙航空研究開発機構(JAXA) 地球観測研究センター(EORC)
タイトル Rice paddy monitoring using ALOS PALSAR and ASTER images
概要:前回の間野さんの発表の際にも話題になったJAXAのPreesanさんに衛星を用いた水田のモニタリングについて話をしていただく予定です。
桑田賢太郎(筑波大学)
タイトル:Amazon Forests Green-Up During 2005 Droughtのレビュー2回目
2008年03月25日
間野正美(農業環境技術研究所 大気環境研究領域)
タイトル:水稲の生育状況のばらつきを考慮したCO2フラックスデータの解析
概要:農業環境技術研究所では,水田の炭素循環を把握することを目的とし,つくば市内の水田で渦相関法によるフラックス観測を含めた総合観測を行っている.本発表では,一見すると均一な地表面(植生状態)に見える一筆水田内でも,生育状況にばらつきがあることを示し,水田の詳細な炭素収支を把握するためには,そのばらつきを考慮した解析を行う方が良いことを報告する.
2008年03月18日
第17回生研フォーラムへ参加
2008年03月11日
いつもより早く16時から開始の予定です。
本部情報棟5Fになります。1Fで受付を済ませ岩男 (6710)までご連絡ください。
車で来られる方は別途正門で駐車許可をもらってください。
グリッド研究センターGEO Gridの紹介
システム等の見学を予定しています。
Rassarin Chinnachodteeranun
タイトル: SensorAsia
概要: The applications of sensors have increased tremendously over time and there is an augmented demand for making sensor data and services available on the web. Web enabled sensors have potential for application in wide ranging areas of science, environmental monitoring, transportation management, public safety, disaster management, utilities' SCADA (Supervisory Control and Data Acquisition), industrial controls, and facilities management needs. Sensor Asia is a new initiative to deploy high density real time sensor network using fieldservers in Asia in order to acquire various information on food, agriculture and environment. The information from the network will contribute to food security, food traceability and various environmental issues in Asia. A system of web accessible sensor networks and archived sensor data can be maintained, discovered, and accessed using standard protocols and application program interfaces (APIs). This initiative is called the Sensor Web enablement (SWE) and it envisions to make all sensors and repositories of sensor data discoverable, accessible and where applicable controllable via the Web. Moreover, the initiative is developing GIS-Sensor integration system as an infrastructure to realize easy and low cost installation and operation of the fieldserver network.
2008年03月04日
児玉信介(産業技術総合研究所グリッド研究センター)
タイトル:ASTER DEMの位置精度検証
概要:産総研グリッド研究センターでは、グリッド技術による衛星画像高精度補正システム構築の研究の目的で、ASTERデータのアーカイブを行っている。本発表では、AISTで作成されるオンデマンドASTER DEM・オルソ作成処理と、作成されるASTER DEM・オルソの位置精度検証結果について報告する。
桑田賢太郎(筑波大学)
タイトル:論文レビュー
2008年02月25日
木下嗣基(国立環境研究所地球環境研究センター)
タイトル:A Spatial Evaluation of Forest Biomass Usage Using GIS(GISを用いた森林バイオマス利用の空間的評価)
概要:査読が返ってきたので(2名のレビューアーとも微修正でアクセプト)。各コメントへの返答について主に議論できればと思います。本論文では、地理情報システム(GIS)を用いて、森林バイオマス利用の空間的評価を、日本の梼原町でおこなう。日本は国土の6割以上が森林に覆われ、そのうち4割以上が人工林である。しかし、高い人件費により林業の収益性は悪化しており、木材の収穫はあまり行われて折らず、一部で補助金を用いた間伐が行われている状況で、荒廃する森林も多い。間伐も、利用されることがない切り捨て間伐が大半をしめる。しかし、石油価格の高騰や、地球温暖化問題の深刻化によって、これまで利用されることなく廃棄されていた、間伐材のバイオマスエネルギーへの利用の期待が高まっている。間伐材や、残材、端材をバイオマスエネルギーとして利用し、それらに経済的価値が見いだされれば、主伐、間伐ともに採算性が向上し、林業活動が活発になるだけでなく、荒廃して土砂崩れ等の危険をともなう森林の回復が可能となる。一方、間伐材や残材のりようは、収集コストがかかり採算性の点で問題がある。この収集コストは地理的な要因に大きく支配される。林道、作業道から近い林分では収集コストは安価であるが、遠い林分では収集コストが高い。そこで本論文では、GISを用いて林分毎の施業費用を計算し、対象地域内の総需要量と一致し、なおかつ施業費用が安価な林分を検索することで、実現性の高い森林バイオマス利用について検討を行う。
三上寛了(筑波大学生命環境科学研究科)
タイトル:定点自動撮影画像を用いた落葉広葉樹林のLAI季節変化の推定
概要:落葉広葉樹の葉は、春の芽吹きから展葉、落葉と大きく季節変化する。そのため、落葉広葉樹林のLAI (Leaf Area Index)を推定する場合は、その季節変化を適切に捉える必要がある。そこで本研究では、PENの自動観測システムによって複数年の間連続撮影された樹冠の画像を用い、落葉広葉樹林のLAIを1日毎に推定してLAI季節変化を得た。そして、画像から得られたLAIと他の手法で得られたLAIを比較した。
岩男弘毅(産業技術総合研究所グリッド研究センター)
タイトル 新土地被覆論文
概要:全球を対象とするIPCC/LULUCFの仕様を満たす新たな土地被覆図を作成した.IPCC/LULUCFの定める大分類(6クラス)に各土地被覆図を再統合することにより、同じ6クラスを有する3つの土地被覆図を用意し、対応ピクセルごとに多数決により最も信頼性の高いクラスを配分し新土地被覆図を作成した.さらに、新たに作成した均質で、全球をカバーする多量の土地被覆検証データを元に既存の土地被覆図と相互比較し、最も高い分類精度であることを示すことができた.このデータは地球温暖化予測などの分野でその精度向上に寄与しうる.
2008年02月19日
木下 嗣基(国立環境研究所地球環境研究センター)
タイトル:The Rank-Size Rule for Cities Using a Global Land Cover Data Set
概要:In this article, with the objective of application to future development of cities, we will investigate the possibility that Zipf's law applies to areas of cities. Accordingly, using a global land cover data set, adjoining populated land cover areas are clustered, areas of the clusters are calculated, and the areas are ranked. As a result, a rule with a degree of similarity to population rankings that use population statistics is verified.
2008年02月12日
小野圭介筑波大学大学院 生命環境科学研究科 博士後期課程2年 農業環境技術研究所 生態系計測研究領域 教育研究研修生
タイトル:水稲非作付け期間のCO2・H2Oフラックスの動態
概要: 一般にフラックス観測では、通年観測を実施していても主たる研究対象は生育期間であり、非生育期間に特別な焦点が当てられることは稀であった。しかし、稲単作の水田のように非生育期間が生育期間に匹敵する生態系では、非生育期間のフラックスについても詳細に把握する必要がある。今回の発表では、真瀬サイトの水稲非作付けのCO2・H2Oフラックスの動態を明らかにし、この期間の測定・解析における課題を議論する。また、時間に余裕があれば向こう2年間の研究計画を紹介する。
2008年02月05日
本岡 毅(筑波大学大学院 環境科学研究科2年 流域管理研究室)
タイトル:リモートセンシングによる葉の展開様式の観測(修士論文)
概要:葉の展開様式によるフェノロジーの違いをとらえるため、可視光を用いた単純な植生指数を設計し、本指数の有効性を地上観測データ(3ヶ所のPENサイト、2年以上のデータ)と衛星観測データ(Terra/Aqua MODIS)の双方から検討した。その結果、本指数の季節変化パターンの違いが、葉の展開様式の違いを示していることが確認できた。また、衛星観測データによっても、地上観測データと同様の結果を得ることができ、広域観測への利用可能性を示した。
田中絢子(東京大学大学院新領域創成科学研究科社会文化環境学専攻2年)
タイトル:衛星画像および既存の土地被覆図の組合せによる全球都市域マッピング手法に関する研究
2008年01月29日
筑波宇宙センター総合開発推進棟2F中会議室A 17:15~
可知美佐子(JAXA 地球観測研究センター TRMM/GPM利用研究グループ)
タイトル:衛星観測による降水プロダクトの現状
概要:降水量は、水循環変動を考える上で最も重要なパラメータのひとつであり、さまざまな分野での基礎物理量でもある。降水量は、時空間変動が非常に大きいため、世界的に見ると十分な地上観測がない地域が多く、また海洋上の観測は衛星観測に依存している。1997年代後半の熱帯降雨観測衛星(TRMM)の登場以降、衛星からの観測データを利用した降水プロダクトには、時空間分解能や精度の点で大きな飛躍があった。本発表では、衛星による降水観測と国際的な降水プロダクト開発の現状を紹介する。
藤井秀幸(JAXA 地球観測研究センター)
タイトル:マイクロ波放射計陸面観測~AMSR/AMSR-E土壌水分プロダクトの概要~
概要:高性能マイクロ波放射計AMSR/AMSR-Eの土壌水分プロダクトを紹介する。土壌水分は,水循環過程を理解するための重要な水文量の1つであり、陸域生態系を考える上でも不可欠な要素である。AMSR-Eは2002年より安定して運用を継続しており、約5年半の全球土壌水分プロダクトが蓄積されている。本セミナーでは、AMSR/AMSR-Eの観測事例、土壌水分アルゴリズムの概要、および、現在計画している次期バージョン更新内容について紹介する。
2008年01月22日
2nd GEO Grid Workshopに変えさせていただきます.
日時:2008年1月22日(火)10:00-18:00
主催:独立行政法人 産業技術総合研究所
参加費:無料
2008年01月15日
前田高尚(産総研 環境管理技術研究部門 大気環境評価研究グループ)
タイトル(仮): 「木も見て森も見る」
概要:(仮):熱帯林におけるフェノロジーモニタリング&炭素収支の研究
三枝信子(産総研 環境管理技術研究部門 大気環境評価研究グループ)
タイトル: 「日中韓共同研究 CarboEastAsia の概要とサイト間比較研究の計画」
概要:2007年8月、アジアのフラックス観測ネットワークを基盤にした、日中韓の3国による初めての本格的な国際共同研究が3年間の予定で始まりました。課題名 CarboEastAsia: Capacity building among ChinaFlux, JapanFlux and KoFlux to cope with climate change protocols by synthesizing measurement, theory and modeling in quantifying and understanding of carbon fluxes and storages in East Asia.この課題は日中韓それぞれに1名ずつ研究代表者が決められていて、日本の代表は北大の平野高司教授です。これから3年間で、日中韓のグループで、共同の野外観測、サイト間比較研究、モデル研究、セミナーやワークショップの開催といった活動を行います。日中韓からそれぞれ地上観測データを出し合って共同解析しようという計画もあります。私は日本のサイト間比較研究のサブ課題担当者になっています。今回のトラノアナでは、まず CarboEastAsia の概要説明をしたあとで、現在計画しているサイト間比較研究の内容や進め方について紹介したいと思います。
山本 浩万(産業技術総合研究所グリッド研究センター地球観測グリッドチーム)
タイトル: Development of the radiometric/atmospheric correction processing system for ASTER/MODIS data using GEO grid (2稿)
2008年01月08日
東大通り沿いの正門を入り、左手の総合案内所E-1で入場バッジをもらってください。お車の方は、正門から入ってすぐ斜め左側に曲がって一時駐車場に止め、やはり総合案内所で入場バッジおよび(おそらく)臨時駐車証をもらい、ゲートを通って(守衛さんが)指定する駐車場エリアに止めてください。会場は、9階建てのガラス張りのビル総合開発推進棟C-1で、丸い土盛りがある正面玄関から入り、左手直ぐの階段を上ったところに、並んでいる会議室のうちのどれか(中会議室A)です。
鈴木力英(海洋研究開発機構 地球環境フロンティア研究センター)
タイトル: 亜寒帯林のモデリングに対する衛星観測の役割
小林 秀樹(海洋研究開発機構 地球環境フロンティア研究センター)
タイトル: 東シベリアのカラマツ林における葉面積指数プロダクトの作成
概要:近年,欧米の宇宙機関から陸域生態系の高次プロダクトとして葉面積指数(LAI)プロダクトが相次いで作成され,検証活動が活発に行われている。本発表では,今まで進めてきた東シベリア・カラマツ林のLAI推定について地上観測値と衛星データの比較,放射伝達理論計算,アルゴリズム開発,検証活動について紹介する。また,現在作成しているシベリア・カラマツ林の1998-2007年の1kmメッシュ10日間LAIデータセットを紹介する。
山本 浩万(産業技術総合研究所グリッド研究センター地球観測グリッドチーム)
タイトル: Development of the radiometric/atmospheric correction processing system for ASTER/MODIS data using GEO grid(2回目)