『隠された聖徳太子』
オリオン・クラウタウ(2024)『隠された聖徳太子:近現代日本の偽史とオカルト文化』筑摩書房(ちくま新書)
(出版社公式サイトでの紹介)
(版元ドットコムでの紹介)
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目次
まえがき
序 隠されたものへの視点——偽史から聖徳太子を考える
第一章 一神教に染まる聖徳太子
第一節 学術界における聖徳太子とキリスト教の「事始め」
但し爰に怪訝すべきは、厩戸の産に金人の夢を輳合して、救世菩薩の化身となしたるは、救世主耶蘇が馬利の腹に托して、厩にて生るといふ、該教の新約書に似たる事なり。久米邦武『上宮太子実録』|NDLデジタルコレクション
第二節 秦氏はユダヤ教徒だった——佐伯好郎の業績によせて
佐伯好郎「太秦(禹豆麻佐)を論す」(『景教碑文研究』所収)|NDLデジタルコレクション
イー・エー・ゴルドン「弘法大師と景教との関係」(佐伯『景教碑文研究』所収)|NDLデジタルコレクション
第三節 フィクションへの展開——中里介山の聖徳太子観
中里介山『夢殿』|NDLデジタルコレクション
#2025-05-07 は、ここまで。
第二章 乱立するマイ太子像
第一節 池田栄とキリスト教の日本伝来
第二節 聖徳太子と戦後日本のキリスト教
第三節 司馬遼太郎と景教
第三章 ユダヤ人論と怨霊説
第一節 手島郁郎と一神教的古神道
第二節 梅原猛と怨霊説の登場
第三節 怨霊meets景教——梅原猛『塔』について
第四章 オカルト太子の行方
第一節 漫画の中のオカルト太子——山岸凉子『日出処の天子』
第二節 予言者としての聖徳太子の再発見
結 隠された聖徳太子の開示
あとがき
(井上章一による書評)
(キリスト新聞社公式サイトでの書評)
(関連年表)
https://youtu.be/Ion04U5Qsx8?si=yyJvhRwVlGyjky_p
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