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ひとつめ:問題の所在
中間課題に至っても、いまだに「コンテンツ」と「メディア」を区別しない受講生を、どう考えるか。
Q.今現在、楽しんでいる具体的な「コンテンツ」を教えてください――A.動画アプリのYouTubeです!
これは、コンテンツとメディアの取り違えを意味しているのか。それとも、きわめて現代的現象の象徴的事例か。
「メディア・コンテンツ」と一括すれば、問題は解消するのか。
松本健太郎 2020「いかにして子どもたちはコンテンツ文化に入っていくのか」岡本・田島編『メディア・コンテンツ・スタディーズ』ナカニシヤ出版
1.導入的なコンテンツとしての幼児向け動画
2.YouTubeにおける幼児向け動画
3.事例その1:「ジャムおじさんのやきたてパン工場」
4.事例その2:「メルちゃん 果物でジュースをつくろう♪」
5.間コンテンツ的なユーザー生成コンテンツとしてのおもちゃ遊び動画
6.コンテンツがたちあげる「満足の主体」
7.「満足」する主体の位置
ふたつめ:おもちゃ遊びと間コンテンツ性
https://youtu.be/CsmEjKAvk8Q
しかもメルちゃんは、アンパンマンのようなマルチメディア展開せず。
様々なコンテンツに由来するキャラクターのおもちゃ(玩具 toy)で遊ぶ文化は、日本に限定されない。
たとえばディズニー映画「トイ・ストーリー」シリーズなどは、様々なコンテンツに由来するトイ(toy おもちゃ)たちのストーリー(story 物語)である。
トイ・ストーリー自体はひとつのコンテンツだが、そのベースには、おもちゃを用いた「ごっこ遊び」がある。
東京ディズニーリゾートのアトラクション「トイ・ストーリー・マニア」は、そんなトイ・ストーリーの「ごっこ遊び」(しかも公式)ともいえる。 https://youtu.be/15vZ6DDoNkk
『バズ・ライトイヤー』などは、公式スピンオフ作品。換言すれば、公式の二次創作。
https://youtu.be/oSEGczEoODM
https://youtu.be/QCLedKnz-fQ
みっつめ:幼児向け動画、あるいは乳幼児とメディア
第1章 乳幼児のメディア利用の実態>第6節 アプリ・ソフトの使用時間、内容、選択基準
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r02/image/n5201010.png
全く違う環境のこと:けん玉と学童保育施設
(15年前に埼玉県川越市の学童保育室を利用し、けん玉で遊んでいた、現在・大学4年生の思い出)
携帯ゲーム機などは、使用禁止だった。
「昔遊び」と呼ばれる、けん玉やコマで遊ぶしかなかった。
とはいえ、そのおかげ(そのせい)で、けん玉は得意になった。
→そんな日常意匠研究室の学生が、来たる2022-01-27木の建設学科・卒業研究発表会にて発表予定。
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