【問】先生は、趣味を仕事にしている、とうかがいました。でも「やりがい搾取」について知り、趣味を仕事にすることで、不当に職場から抜け出せなくなる危険性もあると、学びました。実際、親から「趣味を仕事にしたら、楽しめなくなる」と言われたことがあります。その点、趣味を仕事にしている先生は、実際のところどうなのでしょうか?
【答】順序が逆です。仕事を趣味へと徐々にチューニングしたのです。仕事の中から、せめて楽しめるところはないかと、発見あるいは発明し続けているのが、実際のところです。
現在の私が「仕事」として担当している領域は、私の就任当初から用意されていたわけでは、ありません。私は、就任当初から現在にかけて、私の「仕事」として開拓してきたのです。開拓に協力してくれる周囲の支援があってこそ、であることは当然ですが、偶然の要素も大きいです。