自分についての理解を劇的に深める「超・大分析」
自分についての理解を劇的に深める「超・大分析」
このけテぶれシートに自分の学びの足跡を記録し、1つのファイルに集めておけば、1週間や1ヶ月、半年、1年という単位でそのファイルを見返して、自分の学習のあり方を分析する「超・大分析」が可能になります。毎日シートを書いていれば、日によって自分のモチベーションの上がり下がりが見て取れるかも知れません。また、複数の教科の授業でこのシートを書いていれば教科の違いによる自分の意識の変化や、反対に、どの教科にも共通する学び方の傾向などを発見できるかも知れません。このように、けテぶれシートを使って自己分析を蓄積すれば、定期的に点と点を線で結ぶように、“自分の輪郭”を浮かび上がらせることができるのです。書く回数が多ければ多いほど、線はなめらかな曲線を描きますし、書く機会が多様であれば在るほど、浮かび上がる自分の像に立体感が出てきます。
この活動は、子どもたちのメタ認知(自分で自分を見る目)を強烈に刺激します。「自分は〇〇だ」と自身を持って言えることは、自立した学習者になるために非常に大切な要素です。(けテぶれをやる中で、「その自分は、自分の努力によってどのようにでも変えられる」という認識と、その方法に関する知識(けテぶれ)も同時に培われます。)
自分についての理解を深めようとするとき、この「けテぶれシート」は非常に効果的です。「けテぶれ✕授業」を支える大黒柱だ、と言ってもいいほど、実践を支える大きな役割を果たしていますので、ぜひ右のページのシートを大量にコピーして、いろいろな授業で使ってみてください。詳しい使い方を説明していきます。