授業もけテぶれ
授業にも、宿題と同じような課題がある。で、あるならば、授業もけテぶれ的に取り組めばその課題は解決する。単純なロジックです。つまり「けテぶれ✕授業」の実際とは、宿題で子どもたちにもとめていることを授業でも同じように求めるだけなのです。子どもたちに言うのは「テストで合格点が取れるように、自分に必要なことを必要なだけ学びなさい。」これだけです。この考え方は「宿題」というフィールドにおいてとらえると納得できた方も、「授業」となると少しハードルが高くなるかも知れないですね。でも実際に僕が目の当たりにした子どもたちの姿は、いまみなさんが心配されているような姿とは正反対の姿でした。
キーワードは「管理」と真逆の「自由」です。徹底的に自由な空間でこそ、子どもたちは本当の自分を向かい合い、深い学びを受け取るのです。本書ではそういう学びの場をいかに作るかということに関して、紹介します。