指導者として教科の枠に縛られない見方が得られた
本年度の実践において、子どもたちは文章理解のためにQNKSを活用してみることから始まり、文章産出のためにも活用するなかで、問題解決、探究的な思考にまでQNKSの考え方を適用し、活用していた。すると、指導者として今まで個別で捉えていた教科が、国語科も社会科も更には、道徳や学級会までも、それらは「対象を理解して、理解した内容を使って思考する活動を行う場所」としての抽象度で捉えられるようになった。この認識の拡大(もしくは抽象化)は、学習指導においてその指導の軸を立てる上で非常に有効に働いている感覚があった。教科や単元で学びが細切れになることはなく、それぞれが有機的に繋がっているイメージを持ちながら、指導をすることができるようになった。