学習力のABC+1:ルーブリック
学習力のABC+1:ルーブリック
これをファイルに貼って、授業の終わりや宿題の終わりにはこのルーブリックに照らして自分の活動を振り返ります。けテぶれという「学び方」を使い、友達と協力しながら教科を学ぶ、というパフォーマンス課題には、そこですべきことを構造的に把握できるルーブリックがあると、活動中の目安にもなりますし、振り返りの視点としても有効に働きます。
管理的な空間で子どもたちに画一的な行動を強いるのなら、自分で自分を見つめる必要性もその価値もありませんが、全面的に自由な空間で、自分が選択した行動には振り返る必要性と価値が大いにあります。むしろ、それをさせない限り、ほんとうの意味で自由を受け取り、自分の行動に責任を持って、日々その行動の質を上げていくようなサイクルを回すことはできません。自由に振る舞ったのなら、その後は省察的に振り返る。換言すると「動いて、考える」。このシンプルなサイクルの「考える」を行うためには、「対象を見る視点」が必要です。このルーブリックは「学び方」をみる「視点」を構造的に示しているのです。
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