失敗から学ぶときにけテぶれが作用する
失敗から学ぶときにけテぶれが作用する
やってみて失敗したのなら、分析、練習です。練習はいつやるか。それは次の授業です。教科は関係ありません。けテぶれを授業に導入すれば、どの教科の時間も「自分で学べるようになるための練習のフィールド」となります。この時間でうまく行かなかったことは、授業の最後に明確に言語化し、次の授業で乗り越えようとする。この自己改善サイクルが1日6時間なら、6回転。1年で約1000回転します。このサイクルが子どもたちに圧倒的な成長をもたらすのです。けテぶれは「何事もスムーズにうまくいく」ための考え方ではありません。「自分で挑戦し、失敗から情報を抜き出し、また挑戦することで、自分に深く成長の根を張る」ための考え方なのです。決して、楽な、スマートな道は保証できません。でも、泥臭く、一歩一歩自分の力で道を作るのです。こういうことを、子どもたちと共にやる覚悟があるか。ここから先に読み進める前に、一度、ご自身で自分に問いかけてみてください。このサイクルに教師が折れてしまえば当然、子どもたちはついてきません。子どもたちに学びを任せつつ、教室のどの子よりも教師が学びに熱くなる。その熱が、子どもたちの学びに引火するのです。