けテぶれファイル
けテぶれファイル
振り返りはノートに記入してもいいのだが、けテぶれシートにすると、振り返りに関する記述のみを一つの場所に蓄積できる。ファイルの背表紙にポイントシートも貼る。これを定期的に振り返ることは、メタ認知を強烈に刺激する。
学びのポートフォリオとなる。
これを蓄積し、月1回程度、これらを分析するということもする。
1ヶ月単位で自己分析ができる。
前年度の子どもたちが作ったファイルは、次の年に僕が大学院に行くこともあって深く分析するために回収したかったのですが、それができませんでした。
そのファイルには“その子”そのものが言葉として蓄積されているからです。それは中学や高校に入って、自分を見失いそうになったとき、本当の自分を思い出すきっかけになると直感的に思ってしまったからです。
だから、これはこの子達が20歳になったときに、もしまだ持っていたら、これをもって集まってもらおう。ということを思いました。
それほど、このファイルに蓄積された情報には勝ちがあると思えたのです。研究のためとか、自分の興味のために簡単に子どもたちのそばから離してはいけないものだなと。
こういう使い方をする子は、クラスで何人もいないかも知れません。でも1里でもそういう使い方ができる可能性があるのなら、僕は全員の手にこのファイルを残しておいて上げたいと思ったのです。