Excelファイルに保存
openpyxl のインストール
Python で Excel ファイルの読み書きをするには openpyxl というモジュールを使用します。
すでにインストールされているかを確認して、なければインストールしましょう。参考:pip code:shell
conda install openpyxl
# conda でインストールできない場合
pip install openpyxl
※Excel ファイルの仕様は ECMA-376、ISO/IEC 29500 で標準規格化され、公開されています。
Excelファイルの作成と値の書き込み
Excelファイル(ワークブック)を作って値を書き込むには次のようにします。
セルの行番号、列番号は1始まりであることに注意してください。
code:sample_excel1.py
import openpyxl
# ワークブックを作成(ここではまだファイルとしては存在しません)
workbook = openpyxl.Workbook()
# アクティブなシートを取得し名前を設定
sheet = workbook.active
sheet.title = "最初のシート"
# シートの1行1列目(A1)のセルに値を書き込み
cell = sheet.cell(row=1, column=1)
cell.value = "値の書き込み"
# ワークブックを保存
workbook.save("最初のワークブック.xlsx")
Excelファイルの読み込みと値の読み取り
Excelファイルを読み込んで値を読み取るには次のようにします。
code:sample_excel2.py
import openpyxl
# ワークブックを読み込み
workbook = openpyxl.load_workbook("最初のワークブック.xlsx")
# 読み取り対象のシート名は「最初のシート」
target_sheet_name = "最初のシート"
# ワークブック内に読み取り対象のシートがあったら1行1列目(A1)のセルを読み取って表示
if target_sheet_name in workbook.sheetnames:
cell = sheet.cell(row=1, column=1)
print(cell.value)
演習1
適当なサイトからスクレイピングで情報を取得してみましょう。
もし目標設定ができなければ
の中からリンクのURLと文字列を取得してみましょう。
演習2
スクレイピングした情報をExcelファイルに保存してみましょう。
もし目標設定ができなければ
から取得したリンクのURLと文字列を1つのシートにまとめてみましょう。
演習3
保存したExcelファイルを読み取ってPython内で集計し、別のExcelファイルへ保存してみましょう。
もし目標設定ができなければ演習2で作成したファイルを読み取って
だけを抜き出し、リンクのURLと文字列を別のExcelファイルへ保存してみましょう。