Anaconda PythonのProxy設定
Proxy
企業内ネットワークでは、インターネット接続でProxy設定が必要になることもあります。
Anaconda Python ではパッケージをインストールしようとすると、
初回はContinum社が公開しているリポジトリからダウンロードします。
このときProxy設定がされていないと、
ダウンロードに失敗してしまうことになります。
こういうときは次のように$HOME/.condarc を設定します。
code: shell
proxy_servers:
代理PROXYサーバ
前述の方法では利用するユーザが設定をしないと使えません。
共有サーバでユーザにこうした設定を意識させずに、
PROXY設定をするためには、代理PROXYサーバを立てておきます。
Ubuntuなら簡単にインストールできます。
code:shell
apt install polipo
このあと設定ファイルを利用しているネットワーク環境に応じて修正します。
code: /etc/polipo/config
proxyAddress = "0.0.0.0"
proxyPort = 8123 # n代理プロキシーサーバのポート番号
allowedClients = 127.0.0.1,接続を許すサブネット(CIDR)
allowedPorts = 80,443
parentProxy = "プロキシーサーバのIPアドレス:プロキシーサーバーのポート番号"
parentAuthCredentials ="ユーザID:パスワード"
disableIndexing = true
disableServersList = true
disableLocalInterface = true
disableConfiguration = true
この代理プロキシーサーバーのIPアドレスが 172.16.12.8 だったとすると、
プロキシーサーバは次のURLでパスワードなしでアクセスできるようになります。
code: URL
condarc の優先順位
conda gは読み込む設定ファイル .condarc は $HOME/.condarc よりも
インストール先にある .condarc が優先されます。
いま、/share/conda に anaconda python がインストールされているとすると、
/share/conda/.condarc に先の代理プロキシーサーバーの設定をすると簡単になります。
code: /share/conda/.condarc
proxy_servers: