華厳的解釈の必然的帰結
畢竟してしまうと
人生とは、生きるということは、目の前のことを、いま、ここで、やるしかないんだ、ということになる
実に当たり前の結論である
当たり前すぎて、面白みがないかもしれないが、しょうがない
畢竟してしまうと、そうなってしまうのである
それはすなわち、全体のことや、終わりのことを、深刻に考えてもしようがないよ、ということである
さりとて、全体のことや、終わりのことを、考えないでいい、ということではない
どんな人間も、過去や未来や他人に対して、直接的に責任を取ることはできない
だがしかし、それは責任を放棄することに繋がるわけではない
いま、ここ、目の前の、手が届く範囲の日常を、あるべきようにしていく
それがひいては、三千世界の隅々まで、功徳を行き渡らせることに繋がる
世界が、宇宙が、そういうふうに出来ている、ということを、理解し、受け入れよう、ということである