知の編集工学
随分と久しぶりに、それこそ10年ぶりぐらいに読み返してみたら、これが大変に示唆的なのだった
当時の自分は何を読んでいたのだろうか、というぐらいに新鮮に読んだ
本書における最大の教えとは
思考とは、思想とは、概念同士、言葉同士、情報同士の繋ぎ合わせなのだ、ということ
情報そのものが、言葉そのものが、概念そのものが大事なのではなくて
その繋がりあい方、あるいは繋がっていることそのもの、あるいは新たに繋がろうとする運動
そこに意味があり、それが価値なのだ、ということ
最終盤に、こんなことが語られている
なぜ情報は、人間は、一人でいられないのか
投げ出された(プロジェクト)存在だからだ、という
プロジェクト、という言葉が不意に顕れて、吃驚したのだった
改めて、因縁浅からぬ書であると感じた次第