根本的な勘違い
圧倒的多数の勘違い
目の前にある現象(たとえば仕事)を、プロジェクトだと思っていない
プロジェクトとは、プロジェクトマネジメントをすることだ、と、思っている
だから、自分の直面している現象は、プロジェクトではない、と、思っている
一部の人に訪れる出来事
いかにもなプロジェクトを生業とする業界に入る
そこで起きている慣習がプロジェクトであると学習する
別の例
いかにもではない業界に入り、いかにもではない仕事に就く
それが「プロジェクト」だと気づく
プロジェクトには、進め方があるのだと知る
どちらのルートを通っても陥る勘違い
プロジェクトとは、プロジェクトマネジメントをすることだ、と、思っている
プロジェクトマネジメントをすれば、プロジェクトがうまくいく、と思っている
自分のプロジェクトがうまくいかないのは、プロジェクトマネジメントがまずいからだ、と思っている
雛鳥と親鳥問題
人は、初めて自分が直面したプロジェクト状況を、最も典型的なプロジェクトだと認知する
人は、初めて自分が使いこなし、成功体験を得たプロジェクトマネジメント手法を、最も効果的な手法だと認知する
それは非常にローカルな、局所的な、特殊解
とはいえ特殊解のなかにも普遍性はある
プロジェクトの熟練度とは、特殊性と普遍性への理解を深めること