アイデアメモ
マスプロダクトにおける商品名と勝利条件の関係
食器用洗剤「キュキュット」の話
油汚れが落ちにくいタッパーでもキュキュっとする
ユーザーにとっても、開発者にとっても、マーケターにとっても、実に腑に落ちる勝利条件である
メーカーにとっては、どの利害関係者にとっても、この一点を目指せば良いということが明瞭に表現されている
ユーザーに対しては、期待値を調整し、また拡大再生産する効果を発揮している
洗い物は、キュキュッと鳴るまでやろう、やりたい、やれる洗剤がある、という論理展開
キュキュっとする、を軸に考えることで、所与の条件を創造的に再発見できるし、施策についても仮説検証サイクルを回しやすい
文脈の収斂効果
わずかな文字数で、端的に価値を言い表すものでありながら、豊かな文脈を想起させることに成功している
それは、洗い物がキュキュっとしない現実がまずあって、それが無言の共通体験として広く存在していたからであると考えられる
言語化される前の情報量が大きな共通体験