仲介者の介在価値
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人に対して、何かをやって欲しいというときには、最低限の接し方というものが、ある
自分の発案や意思でなく、誰かに頼まれたとか、指示されて、バトンを繋ぐというような場合には特に、人は、己の介在価値や責任に対して、意識が手薄になりがちである
若く未熟な組織人は、そういうときに、無自覚に、とても失礼なことをしてしまうことがある
それは非常に残念な話である
こういう話はプロジェクトマネジメントがどうのこうのとか、ビジネススキルがどうのこうのとか、そういうこと以前の問題である
つまり、相手の気持ちや立場を考える、とか、筋を通す、ということ
そういうことがわかっておらず、ムードで流されて、本来、己が演じるべき役割もわからぬまま、なんとなく伝書鳩をやっているようでは、なにごとも、為せない
本当は、プロジェクトマネジメントがどうのこうの、という話よりも、そういう話の方が、何十倍も、何百倍も、大事なのだ
誰かに動いてもらう、ということは、たやすいことではない
だからこそ、誰かに何かを依頼する、というときには、たとえそれが、どんなに小さなことでも、真心を尽くすということを軽んじたら、信頼の輪というものは、途切れてしまう
信頼の輪が、どこかで途切れたサービスやプロダクトは、いつかどこかで、かならずなにか、悪さをするものである
その案件が、誰かに指示されたものであったときにはなおさら、自分なりにちゃんと消化し直して、代表しなおして、言葉を発しなければならない
親しき仲だとしても、例外はない
というよりも、親しい、と、気安い、は、混同してはいけないのである
#介在価値