ぶろんてぃすとなむましすたー
◆前提
このネタ書きには夢魔<サキュバス>が登場しますが、R-18要素はございません。
…というか、漫才じみたやり取りしかありません。
そして、FFXIのあるプレイヤーのネタをふんだんにミックスしています。閲覧の際は謙虚な心でお願いします。
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◆正体がバレました
とある小さな集落の小さな教会にて。
ある用事で訪れたAAは、偶然にも「夢魔シスター」と出くわしてしまう…。
夢魔シスター
「…はい、私…本当は悪魔なんです…あの…お願いします…頃さないでください…(涙」
つー
「いや、あの、別に俺はあんたを討ちに来たとか、誰かに引き渡しに来たとかじゃないぞ。
…俺達の敵はあくまでも『荒らし』、だからな。」
夢魔シスター
「悪魔だけにあくまでも、ですか…?(うる目」
つー
「一発しばかれたいか?」
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◆悪魔になった理由
とりあえず夢魔シスターを落ち着かせたAAだが…。
つー
「…で、これは俺個人の興味として訊くんだが…。何だ?魔界から追い出されてシスター稼業を始めたとか?
それとも、もともと聖職者と悪魔の混血だったとか?…まさかとは思うが、同族化の施しを受けてしまったとか…?」
夢魔シスター
「そうですね…どれかと言われると3つ目ですが、
厳密に言うと、私から頼んだんです。『私を夢魔にしてください』って。」
つー
「…聖職者が自ら悪魔堕ち…ねぇ…どういう風の吹き回しだ?」
夢魔シスター
「一度でいいから試してみたかったんです。
聖職者が悪魔の力を得るということはつまり…
『闇と光が両方そなわり最強に見える』ということになるはずですので。」
つー
「まさかのブロンティスト理論。」
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◆悪魔と聖職者の力
夢魔シスター
「とまあ、このとおり人間をやめて今は悪魔になった私ですが、
聖職者の力を失ってしまったわけでもないんですよ?
今でも回復魔法で100とか普通に出せますし。」
つー
「100ってなんだ。」
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◆シスターのつとめ
つー
「…しかしまあ、ここの人たちには悪魔であることは受け入れられてるんだな…。」
夢魔シスター
「そうですね。ここに来たのは悪魔になってからなんですが、ここの人たちはもともと八百万信仰が強いみたいでした。
それで、悪魔の私を受け入れてくれたばかりか、ボロボロだった教会を直してくれたんです。」
つー
「なるほどねぇ…。それで、悪魔の力に興味を持ってたんだろ?なんで聖職者についてたんだ?」
夢魔シスター
「もともと私は、人の悩みを聞くのが好きでして、
…解決できたときの笑顔を見るのが一番やりがいを感じるんです。」
つー
「なるほど、悪霊祓いと言うよりは、懺悔の聞き役としてやってるというわけか。」
夢魔シスター
「私達悪魔もそうですが、イキモノには悩みが尽きないものです。
…それは、イキモノだから仕方がないところはあるのかもしれませんが…。」
つー
「そうだな、俺だって悩みを抱えることは多々ある。
ある意味、感情を持ったイキモノだからこそ、というべきなのか。」
夢魔シスター
「…それでも、悩みを抱え込みすぎたり、引きずりすぎたりしてしまったら、
寿命がストレスでマッハになってもったいないのです。」
つー
「言いたいことは通じてるんだがそのブロント語録はどうにかならんのか。」
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◆夢魔のつとめ
つー
「…で、昼間は人々の悩みを聞いて、夜には誰かの夢に忍び込んでは、精神力を吸い取ってと…。」
夢魔シスター
「ふふっ、そうですね…。」
つー
「いや、冗談半分のつもりでふっかけたんだが、ほんとに人を襲ってるんかお前…。」
夢魔シスター
「襲ってると言うのは人聞きが悪いです。
…昼間のお仕事を終えて見回りをしていると、
時々ですが怒りが有頂天寸前の人や、深い悲しみに包まれた人を見かけるんです。
そうして夜になったら、そんな方々の夢の中に訪れて…。」
つー
「…そういう人たちほど、ガードが硬いようにも思うんだがな。」
夢魔シスター
「そこはノーコメントとさせていただきます。
…でも、そうですね…私はそういった『負の気』を吸い取ってるんです。」
つー
「ずいぶん器用なことするんだな。
…でも、そんな事してフィードバックとかないのか?」
夢魔シスター
「実際負荷はありますよ?
吸い取ったあとは、翌朝に来てもらうようにして、そこで改めて解決できればそんな疲れなんて吹き飛びますよ♪」
つー
「なるほどねぇ…。」
夢魔シスター
「それに、私も『削除人資格(モデレーターパス)』は取得済みなので、
どうしてもってなったら『荒らし』の駆除活動で軽い運動もしてますので。」
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◆依頼
夢魔シスター
「ところであなたは…どうしてここに来たのですか?」
つー
「ん?ああ…とある依頼を受けててな。」
夢魔シスター
「依頼…ですか…やっぱり私を頃しにきたんですかっ!?」
つー
「だから違うって…(汗)
むしろアンタのことは『同行者・協力者』の欄に書かれてるぞ?」
夢魔シスター
「えっと…?『詳しくは現地にいるサキュバスから情報提供を受けること。
時折謎の言葉を使うことがあるが気にしないように。』…私、変な言葉使ってましたか?」
つー
「ちょくちょくブロント語録使ってるんだが自覚ないんか?」
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◆ヒーラーのつとめ
しぃ(通信)
「このままミッションを継続するのは危険よ!まずは撤退しましょ!」
つー
「…っ!やむを得ないか…!」
夢魔シスター
「いえ、ここは私にお任せください!」
(夢魔シスターが回復魔法を使う。)
夢魔シスター
「私が治せる傷なら致命的な致命傷ではありませんっ!」
しぃ(通信)
「致命を2回言ってるわよアナタ。」
つー
「なんだその『頭痛が痛い』みたいな…」
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>…つづく?