Do-It-Yourself Empowerment as Experienced by Novice Makers with Disabilities
Makerムーブメント(3Dプリンタを使って何か作る etc.)に乗っかったDIY体験を(ヘルパーや親族でなく)障がい者自身にしてもらうことで empowerment できたという話 いわゆるプログラミングに関する研究ではないですが示唆に富んでいるので紹介 arcatdmz.icon
Introduction
Maker文化についての一般的説明と批判
Makerはデジタルファブリケーションのためのハードウェアとソフトウェアを、古き良き手作りと組み合わせているところが新しい[36]。プロではない人たちの技術的習熟はハッカー精神(共有、受容、創造の哲学)ではぐくまれている[34:ix]。こうしたはぐくみは empowerment というキーワードで語られることが多い[47,53]。
熱狂的な人たちはMaker文化の先にはprosumerの未来があると信じている[57]が、知識と道具にアクセスのある人たちはともかくとして、そうした未来に参加できない人たちもいる[8,54]。Makerムーブメントに参加している人たちは統計的に似たような人たちの集まりであることが批判されており[18]、実際、最近のMaker Faireレポートでは参加者が自分たちのことをとても均質的な集団であると自認していることが見て取れる[6]。
多くのMakerspaceが人々を迎え入れ、道具、知識、スキルを共有できる公共のサードプレイスを目指しているが[54]、そうした意図とは裏腹に、技術的な背景を持たない人々がそうした資源を活用できるようになるためにはまだまだやるべきことがある[3]。