第267回例会「独我論の反証不能性/感覚の《私》から意志の《私》へ」
発表者は、ウラサキさん「独我論の反証不能性」と、
佐藤未悠さん「感覚の《私》から意志の《私》へ」。
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hiropon 「これは余談に当たるのかもしれないが、圧倒的に印象深いのが深草さんの武器軟膏。深草さんの挙げる事例は何かいつも唐突なようだ。その知識を得た背景も併せて知らせてくださると有り難い。」
ふかくさ「ウラサキ発表のよかった点は、独我論をゾンビ型(外界承認型)と夢型に識別した点と、コンパクトさにある。また明晰夢はどうしても個人体験ベースになるが、夢と現実との何らかの経験的区別(自覚)をする仕掛けが我々の認識能力に備わっていることを予感させた。言い換えれば、「これはどうやら夢らしいぞ」という自覚はどのような種類の知識なのか?という問題が派生するだろう。/佐藤発表については、申し訳ないが何がしたいかわからないというのが率直な感想。良識ある大人なら何も言わずに敬遠するような連想ゲームにしかみえなかったが、これは私自身の発表にも当てはまるので他山の石としたい。ロジックとしてもレトリックとしても思想としても、何がしかの美的な一貫性としても私の持っている尺度ではいいところが見つけられなかった。/武器軟膏のエピソードは、遠隔作用についてニュートン以前の世界(=重力が知られる前の世界)でも人々は理解可能であったのだから、遠隔作用は特別スマホやWifiが身近な近現代人でなければ理解しにくいものではない、という実例として話に出したが、私自身はYouTube解説動画で知っただけです」
【5月17日(土)新大阪】哲学道場「独我論の反証不能性」「感覚の《私》から意志の《私》へ」【第267回】 - TwiPla https://twipla.jp/events/675148