PenPoint
Go Corporation という会社により独自開発された Pen Tablet PC用のOS. これを最初に搭載したのはなんとIBMの “Think Pad” (1992年)であった。この製品は失敗に終わり、その後、IBMは ThinkPadという商標を Notebook PCに使いはじめ、哀れ初代 The Think Padは “Think Pad model 700T”に格下げされてしまう。
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IBMに捨てられた PenPoint と Go Corporation は今度は AT&Tに拾われる。 AT&Tの半導体部門が開発した HobbitというCPUを搭載した “Eo”というタブレットPCのOSとして採用される。”Eo Personal Communicator”は Go CorporationからSpin outした会社で、製品を発売する前に AT&Tにより買収されている。 Eoは1993年にAT&Tの製品として発売されている。その後、Go Corporation 自体も1994年にAT&Tに買収される。OSもハードもCPUもAT&Tのものになったのであるが、なぜかAT&Tはその直後にCPUのHobbitの開発製造を中止してしまい、それとともに GoもEoも消え去ったのであった。