【研究】物語観賞を足掛かりとした回遊
みなさんも一度くらいは旅行に行ったことがあると思います.
その時にどこに行ったか思い出してほしいんですよ.
当たり前ですけど,有名なスポットばかり行くと思います.
それは良いんですけど,そのスポット以外に目を向けていますか?あまり記憶に無いのでは?
街には面白いものやスポットが沢山あるはずなのに!
そこでスタンプラリーなど,いろんなスポットに行ってもらう取り組みが行われています.
しかし,スタンプラリーとかって景品とかスタンプが目的になるじゃないですか.
だから,街やスポットに目を向けてもらえるかはユーザに委ねられてしまいます.
その結果,街やスポットに目を向けてもらえないことがあります.
そこで,私は街に目を向けてもらうために物語を足掛かりとして街を回遊してもらうアプリを作成しました!
https://scrapbox.io/files/66fd3300d5665d001da4554e.png
https://youtu.be/oxw1oLL2ndQ?si=h8aH2wN6hUbCsAYL
このアプリでは「十三」という街に点在する「淀壁」という壁画を,物語を読みながら巡ってもらいました.
物語の主人公たちも,ユーザと同じように淀壁を巡ります.
物語は淀壁の前でしか読めないようになっていて,淀壁を見るたびに物語が進んでいきます.
このように実際にユーザが居る街を舞台とした物語を読みながらその街を巡ることで,街やスポットにコンテキストを与え,関心を向けるきっかけとなることを目指しています.
この研究を一言で言うと,「もっと街を見てよ!」です.
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論文: