【研究】モバイルデバイスを活用した跳躍動作解析と怪我リスク推定
https://scrapbox.io/files/66fd291714a596001cb1940e.png
どんな研究?
スマートフォンやapplewatchなどのデバイスのセンサーを用いて跳躍動作をセンシングし,怪我リスクの推定やどんな跳躍をしているのかの特徴を出そうという,研究です.
研究背景
成長期の小中学生は運動する機会が多く,その結果として怪我(スポーツ障害)も頻繁に発生する.
予防するためには専門家による継続的な身体検査が必要とされるが,小中学生が専門機関で身体検査を継続して行うことは難しく,また検査のための機器は高額である
本研究では,小中学生が簡易的に怪我リスクや自身の跳躍の特性を測定できるシステムの開発を目的とし,Apple WatchとiPhoneを用いたシステムを提案
どんなアプローチ?
どのように怪我のリスクを推定するのか.私の研究では以下のようなアプローチを試みています.
Step1: 跳躍動作をセンサーを装着し行ってもらい,データを収集します.その際に跳躍を行っている様子を撮影します.
Step2: 撮影されたビデオを見て理学療法士の先生が,さまざまな観点から怪我のリスク評価を行います.
Step3: センサーの値と評価をセットにして機械に学習させ,機械が自動で推定を行います.
跳躍の特徴については物理学の公式や,機械学習などを用いて跳躍高や跳躍を連続で行った際の再現度,跳躍がどれだけ 定位置からずれずに行えているかなどを解析しています.
研究の進め方
基本的な流れとしては、データ収集 → 推定プログラムの作成 → 分析の繰り返しです.
データ収集の際のアプリケーションなどを作成する必要もあります.
他大学(医療系)の先生を交えて毎週ミーティングを行っており、そちらで研究の相談をしたり、医学・理学的な知見から研究への意見をいただいております。
メールアドレスです 何か質問等あればご連絡ください
k768209@kansai-u.ac.jp