協調的情報トリアージシステム (Yasuo: 2017)
災害時など,人的リソースや時間的リソースが不足している中で,情報を峻別し意思決定を行う情報編纂行為を「情報トリアージ」と呼びます.松下ゼミでは,この情報トリアージを複数のメンバで協力しながら効率的に行う方法論について研究しています.下の動画のシステムはこの研究の一環で作成したもので、災害時に Twitter で流れる情報を対象として,災害対策を行うメンバー間で,対処すべき情報をレーティング(順序付け)するためのインタフェースを備えたシステムです。(ACIS2017 Best Paper Award 受賞)
https://youtu.be/V7r1di2UZ7A
Megumi Yasuo and Mitsunori Matsushita: Maintaining Homogeneity of Severity Rating among Triage Officers in Collaborative Information Triage, Proc. 6th Asian Conference on Information Systems (ACIS2017), 2017.12, pp.106-111.
高齢者との共創環境 (月川: 2013)
電子機器の操作が苦手な高齢者と、おしゃべりをしながら高齢者の思い出や旅の記録を一緒に作り上げる共創のためのツールです。計算機がおしゃべりの接ぎ穂となる情報を提示することで、話し手(おばあちゃん)と記録者(孫)の会話が盛り上がるようにする機能を実現しています。(HCGシンポジウム2013 オーガナイズドセッション賞、学生優秀インタラクティブ発表賞 受賞)
https://youtu.be/Z-Y7RFoZLHk
月川香奈子, 白水菜々重, 松下光範: 体験情報を外在化するための協創環境のデザイン ―高齢者の土産話を対象として―, HCGシンポジウム2013論文集, 2013.12, pp. 85-90
Photmosphere (Kazuhiro Tanaka: 2011)
昔のニュースは、覚えているけれどそれが何年のことだったか思い出しにくい時がしばしばあります。一方、自分の写真は、それが何歳のときの写真であるか、よく覚えて居るものです。こうした「記録」と「記憶」をつなぐことで、昔の出来事を「実感」できるようにすることを狙っています。
https://youtu.be/FG4XHE3tf3s
Kazuhiro Tanaka and Mitsunori Matsushita: PHOTMOSPHERE: A System for Amplifying Connection between Memory and Record, Journal of Advanced Computational Intelligence and Intelligent Informatics, Vol. 17, No. 4, 2013.3, pp. 581-587.