研究 化粧動画を対象とした特定シーン検索手法の基礎検討 化粧には明確なルールやマニュアルはないので,しばしばレビューサイト(@cosme)や化粧動画(YouTube)を参考にします.近年増加している化粧動画ですが,現在の動画検索のクエリでは,動画内容の反映性が低いという点に着目しました.そこで新たに加えられるクエリ情報を収集し,検索システムの実現に向けた基礎検討を行っています.
化粧動画の内容とレビュー文から情報を抽出し、クエリ検索の実現に向けた基礎検討
(卒業生 河野雪乃)
【なんのために?】
自分にとって参考になる化粧動画を視聴するために
無数の動画から参考になる動画を探すのは大変.
はたまた1つ1つ気になった動画を見ていくのも大変.
【どうした?】
現状の検索クエリに新たなクエリ情報を加えるため、データセットの収集を行いました.
現状のクエリ検索ではタイトルやYouTuber名だけがヒットします.しかし人にはそれぞれ雰囲気や印象、見た目など様々な違いがあります.つまり動画を検索するにあたってタイトルやYouTuber名だけが全ての情報ではないということです.
【どんな方法で?】
①化粧動画を視聴して、データを収集
LUNO【Allプチプラ】盛れすぎる!激カワな苺メイクでガーリーメイクhttps://youtu.be/iCh8qxidxuQ
時系列情報
例:8:43:19~9:43:16 口紅を塗った
化粧品情報
例:rom&nd ジューシーラスティングティント08番
発話
例(顔/肌):面長/敏感肌
例(塗り方):中心部に塗ってグラデーションにしていきます
例(化粧品の使用感):香りがある
②レビューサイト(@cosme)の口コミから、データを収集
rom&nd ジューシーラスティングティント08番に関する口コミ
化粧品の使用
例:発色がある./ティッシュオフすると艶は落ちやすい
松下研究室での化粧に関する過去の研究
今江柚実,松下光範:評価表現辞書の精錬による化粧品レビューの推薦精度向上,人工知能学会 インタラクティブ 情報アクセスと可視化マイニング研究会(第24回)
酒井美春,松下光範,上田真由美,:化粧品の評価項目別スコア生成のための評価表現辞書の自動構築:DEIM Forum 2019 B6-2