「漫画の工学的利用」をテーマに、画像処理・知識処理に関わる横断的研究を進めています。2019年度には電子情報通信学会のHCG二種研究会として、コミック工学研究会( )を立ち上げました。 知れる漫画ビューア (Moriyama: 2016)
漫画を読んでいるときに,登場する料理や観光地など,そこに描かれている実世界の情報に興味を持つことがあります.この「知れる漫画ビューア」は,そういった情報にアクセスすることを可能にした漫画閲覧ツールです.
https://youtu.be/rh4YpyojSxM
Yukihiro Moriyama, Megumi Yasuo, Mitsunori Matsushita: Information Access Method Triggered by User’s Interests during Comic Reading, Proc. 5th Asian Conference on Information Systems (ACIS2016), 2016.10, pp.318-321
Comic Explorer (山下: 2017)
マンガの探索的検索システム.
https://youtu.be/LuuxUwCs16o
山下諒, 朴炳宣, 松下光範: コミックの内容情報に基づいた探索的な情報アクセスの支援, 人工知能学会論文誌, Vol. 32, No. 1, 2017.1, pp. WII-D_1-11.
Comic QA System (Moriyama: 2016)
漫画を対象として,内容に関する質問応答を行うシステム.現状はドラえもんに関するデータに限定して開発しています.
https://youtu.be/Fpskiw2tx3A
Yukihiro Moriyama, Byeongseon Park, Shinnosuke Iwaoki and Mitsunori Matsushita: Designing A Question-Answering System for Comic Contents, Proc. 1st International Workshop on coMics ANalysis, Processing and Understanding (MANPU2016), 2016.12, Article No.5, DOI:10.1145/3011549.3011554
オノマトペ絵本 (前田: 2015)
日本語を学ぶ外国人にとって,擬音語(しとしと)や擬態語(からから)といったオノマトペは理解が難しい表現だと言われています.それは,多くの国に比べて日本語のオノマトペ数が非常に多く,学習者の母国語に対応する語彙が存在しないこともしばしばあるからです.私達が提案するオノマトペ絵本は「日本語はそれなりに理解できるけれど,オノマトペの理解は難しい」と感じている外国人が,インタラクティブな絵本での体験を通じてオノマトペを学べるようにすることを狙っています.
https://www.youtube.com/watch?v=pz40hq1GMF4
前田安里紗, 上間大生, 白水菜々重, 松下光範: 日本語学習者を対象としたオノマトペ学習のためのディジタル絵本システム, 人工知能学会論文誌, Vol. 30, No. 1, pp. 204-215 (2015).
Kinetic Onomatopoeia (今岡: 2011)
動きのあるオノマトペを画像に貼り付けることにより,その画像に躍動感や緊迫感を生じさせる新たな表現手法の提案.
https://youtu.be/LZQMfVMckj8
松下光範, 今岡夏海: ディジタルコミック制作のための動的な音喩表現生成システム, 第25回人工知能学会全国大会論文集, 1C1-OS4a-3 (2011).