研究 ものづくりにおける基礎技能の獲得と意欲維持を目的としたディジタルファブリケーション体験の設計 私が行っている研究はディジタルファブリケーションにおける新規利用者が、基礎技能の獲得と意欲を維持することで、学習を開始する段階へ到達することを目的とした研究です。
そもそもディジタルファブリケーションとは?
ディジタルファブリケーションとは、ディジタルデータを元にディジタル工作機器によって制作される技術のことです。
ディジタルデータで代表されるのは3Dデータなどがあります。
また、ディジタル工作機器では3Dプリンタやレーザーカッターなどがあります。
ここまで聞くと思い出す教室がありますよね・・・。MonoLab教室を思い出していただけるとわかりやすいです。
MonoLab教室の機材を使って何かモノを作る技術 = ディジタルファブリケーションだと思っていただきたいです。
https://scrapbox.io/files/6149a531d96d3b001d66373c.jpeghttps://scrapbox.io/files/6149a5679f2f3f001d90aae2.jpeg
↑3Dデータと3Dプリンタ(自宅にあるものです)
で、あなたの研究は?
私はこのディジタルファブリケーション分野における新規参入が難しい問題に対して研究を行っています。
みなさんは思ったことがありませんか?
「3Dプリンタっておもしろそう!だけど、私には難しそう・・・」や「何作っていいかわからないしなぁ・・・」
こういった先入観であったり苦手意識がものづくりに対するモチベーションに影響して新規利用者の参入が難しくなっていると考えられます。そのため、新規利用者に対して3Dプリンタを利用したものづくりに対するモチベーションを獲得する支援を行う必要があります。
そこで本研究では、ディジタルファブリケーションに利用される3Dプリンタを対象に、初学者が一通りの創作活動を行うことが可能な体験設計による基礎技能の獲得と意欲維持を行い、設計された体験が次のステップである学習を開始する段階への到達することや継続的利用を目指しています。
https://scrapbox.io/files/6149a5ea628801001d70c2f2.png