モニタースケーリングのメモ
誰かの参考になれば
解像度
HD = 1280x720 = 720p
Full HD = 1920x1080 = 1080p
WQHD(QHD) = 2560x1440 = 1440p
4K =3840x2160 = 2160p
Windowsスケーリング
インチ数が同一だと仮定した場合、高解像度においてFull HD Windowsスケーリング (設定/システム/ディスプレイ/ "拡大/縮小" ) 100%と同じ画面にするためには
WQHD: 1440/1080= 1.333... = 133%
4K: 2160/1080 = 2.0 = 200%
現実的には4kだと最低でも32インチ、WQHDだと27インチより上がメジャーなので、スケーリングを合わせても使用感は同じにはならない。
また、Windowsのスケーリングには100%から125%, 150%, 175%...と、25%刻みでしか規定のスケーリングが用意されておらず、133%もカスタムスケーリング機能で設定すること自体は可能だが、カスタムスケーリング機能は何かと問題が多い上、マルチモニターの場合はモニター毎にカスタムスケーリングを適用することが出来ないので、133%に設定して使うのはなかなか難しい。
どうしてもカスタムスケーリングが使いたい上で使用するモニターの解像度が異なる場合は、仮想超解像度(VSR)機能を使用して低い方の解像度を無理矢理高い方の解像度に引き上げることによって実現可能だが、ピクセルの引き伸ばしの歪みが目立つのでこれもやはりおすすめしない。
インチ
インチは対角線の長さなので、インチと解像度の倍率を一致させれば1ピクセルあたりの画質は同じになる。
24インチ Full HD = 32インチ WQHD = 48インチ 4K
ただし、48インチはPCのモニターには大きすぎる上、48インチ 4Kは24インチ Full HDと同じppiでしかないので4Kの高密度な画質の良さを期待している場合はもう少し下のインチを選ぶ方が良い。
余談
上記を踏まえたうえでFull HD 24インチ Windowsスケーリング100%に使用感を一致させるには
WQHD 27インチ: 24/27 x 1440/1080 = 1.185... (≒125%)
4K 32インチ: 24/32 x 2160/1080 = 1.50 (=150%)
描画負荷
Full HDの描画負荷を1とした場合、ネイティブ解像度においては (≒FSR、DLSSなどのスーパーサンプリング機能を使わない時)
HD: (720/1080)^2 = 0.444....
WQHD: (1440/1080)^2 = 1.777...
4K: (2160/1080)^2 = 4.0
4Kモニターに関してはFullHDに比べてそのまま描画しようとすると4倍も負荷がかかるので、高解像度モニターが一般的になってきた昨今、アップスケーリング技術もゲームにおいてメジャーになってきた。
#比那名居