SLO
Service Level Objective
サービスを稼働させる目標.
主に,社内やチーム内で設置される.
SLOを設置するメリット
目標値を決めて行動出来る
n%サービスを稼働させる=(100-n)%ならサービスを落としても良い
社内の過度な要求に対してSLOを盾に出来る
目標値を正しく決めることで,目標値を達成するための努力が出来る
DevOpsでサービスが落ちてもすぐに復旧して稼働はするように
SLOはあくまで努力目標に過ぎない
SLAは契約なので違反時に顧客に対する補償義務などが必要
SLOはSLAに対して高めに設定する
SLOにおける問題点
無反省なSLOを設定することで逆に社内で議論できない環境が生まれてしまう
e.g.) SLO=可用性 と安直に捉えてしまう
サービスが応答を返しさえすれば、サイト内の各機能が使うに耐えないほど遅くても良いのか?
目標設定が悪いと、解決出来るはずの不満を放置することが正当化される
あくまで顧客目線の要望を収集し、それを技術的に解決するよう設定すべき
営業などと連携しましょう
提供プロダクトの形態に応じて、適切な粒度のSLOを議論せよ
PaaSならば、サイト全体の稼働率に加えAPIのレイテンシ保証が満たされている期間をSLOにした方が要件を機能に分割できて良いなど