工学的レイヤ
ツールのユーザがその技術的詳細を理解する必要がなく、インターフェースに誘導されるまま使えば必要な要件を満たせる性質のこと
ユーザがシステムをブラックボックスのまま扱えること
現実的には高度な努力目標である
典型的な使用方法には対応しているが、少し使用方法が発展的になった瞬間、内部の理解が必須になったりする
特にソフトウェアスタックにおいて工学的レイヤが意識される
より低レイヤなソフトウェアはその技術的詳細をユーザである高レイヤなソフトウェアに漏らすべきではない
avashe.icon富野監督が「技術者は人々が使うことで賢くなる道具を作ってくれない」と嘆いていて、この性質を連想した
よく工学的レイヤが実装された技術は、その技術について学ぶ機会を与えない
まぁ監督が言いたいのは技術的詳細というよりそのツールが色んな示唆・啓蒙に通じていてほしいということなんだろうけど