ケンブリッジ・コンパニオン 徳倫理学(春秋社)
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「善き生」を求め、すぐれた人格の育成をめざす人類最古の倫理学=徳倫理学。 功利主義や義務論と違い、個々の行為や結果でなく、人生そのものを問う視点がわれわれに示すものは何か。
古代ギリシアや西洋中世から、中国の儒教、ヒュームやアンスコム、フットといった近現代の展開までも丁寧に追い、その考え方を懇切に解説、また、環境・医療・ビジネス・政治といった応用倫理の場面をも網羅し、徳倫理学のすべてを詰めこんだ最良の入門書。
avashe.icon徳倫理学の現代的な理解まとめられたものとして良いとされていたため入手
難易度としては新書とかの「入門書」より明らかに本格的な記述になっている。序文でも触れられているが、哲学を志す低い年度の大学生向けだと思われる。
複数の専門家が各章をアンソロジーで書いている
直接有名な哲学者の原文を読んでいくより、まとめ系の専門書から入るのがやっぱり高速道路として優秀だよね