7-2 非スカラ値(第一正規化未満)
配列型による非スカラ値
配列型を利用すると非スカラ値を含むテーブルを作ることができる
配列型は1999年に導入されたが、一般的に普及するほどには至らなかった
現状は安易に配列型を利用せずに、第1正規化を優先する
スカラ値の基準は何か?
スカラ値の基準は分解不可能な値と判断できるもの
例
会社名の「A商事」を「A」と「商事」に分解すると意味が伝わらないのでこれはNG
論理的に分解可能な語もある
例
氏名を姓と名に分解することは可能
明らかにナンセンスな分解は禁止だが、どのような単位で分解するかはシステム要件次第
著者の意見
意味的に分割できる限り、なるべく分割して保持する
理由は分割されているものを結合するのは簡単だが、結合されているものを分割するのは難しい