PLL
Phase Locked Loop
外部からの入力に位相追従する電子回路のこと。位相比較器、チャージポンプ(積分器)、電圧制御発信器からなる。発信器出力は位相比較器に再入力される。PLLは全体として入力と出力の位相を合わせようとするので結果的に入出力の周波数は同じになる。
PLLは数学的な扱いが比較的容易な上にIC化に向いていることもあり、アナログ集積回路の普及とともに爆発的に応用が広がった。特に通信回路での応用が盛んで、もはやPLLなしの通信は考えられない。一方でマイクロプロセッサにクロック逓倍器として採用されることも一般的になった。