AviUtl ExEdit2でのL-SMASH Worksに関するQ&A
2025/08/14時点での記事です。(AviUtl ExEdit2 beta6 時点)
また、以下のものは全て Mr-Ojii版 L-SMASH Works についての記述です。
AviUtl ExEdit2 に L-SMASH Works を導入したが、認識しない!
以下のいずれかに導入する必要があります。
C:\ProgramData\aviutl2\Plugin
< aviutl2.exe のディレクトリ >\data\Plugin
誤って C:\Program Files\aviutl2\Plugin に導入していませんか?
AviUtl ExEdit2 では InputPipePlugin が必要ないのはなぜ?
ハンドルキャッシュ機能は AviUtl ExEdit2 のログから推察されるように、デフォルトで搭載されたようであるため
AviUtl ExEdit2 では本体が 64bit 化したため
IPP で LSW を別プロセスで動かす必要があったのは、32bit プロセスには 4GB のメモリ制限があるためです。
AviUtl2 にて IPP を用いたとしても、以下のように余計な通信が増えることになるので遅くなりますし、4GB制限は撤廃できません。
AviUtl ExEdit2 <-> pipe32aui.exe <-> InputPipePlugin.aui <-> InputPipeMain.exe <-> LSW
IPP v2 では InputPipeMain64.exe が生え 64bit 化しましたが、 AviUtl ExEdit2 に導入する場合はどう足掻いてもエラーが出るため、64bit な IPP は動きません。
lwinput.aui2 は IPP を介しませんし、64bit で動作するため 4GB に制限されません。
AviUtl ExEdit2 <-> LSW
AviUtl ExEdit2 に無印 AviUtl 用 L-SMASH Works を使うべきではないのはなぜ?
1. 無印 AviUtl 用 L-SMASH Works を使った場合、読み込めないファイルがある。
ファイル名に CP932 (Shift-JIS) 範囲外の文字が使われている場合、読み込めません。
2. 無印 AviUtl 用 L-SMASH Works を使った場合、強制的に画質が悪くなることがある。
AviUtl ExEdit2 版のみ PA64 (各色16bitの高ビット深度入力) での動画読み込みに対応しています。
3. 無印 AviUtl 用 L-SMASH Works を使った場合、強制的に音質が悪くなることがある。
AviUtl ExEdit2 版のみ PCM32bitFloat での音声読み込みに対応しています。
4. 無印 AviUtl 用 L-SMASH Works の初期設定では D&D で読み込めない拡張子が多い。
AviUtl ExEdit2 版のみデフォルト拡張子設定を豊富にしました。
r1152 を一度でも導入した方は、これを実行すると良いかと。
無印版でも豊富にすればいいんじゃないの?
一度試みたことがあるのですが、文字数制限に引っかかりバッファオーバーランでAviUtlを落としてしまうプラグインと化してしまい、無理でした。
5. 無印 AviUtl 用 L-SMASH Works では 4GB 制限に引っかかる。
上述のとおりです。
AviUtl ExEdit2 には Media Foundation file reader がデフォルトで搭載されているにも関わらず、 L-SMASH Works File Reader を導入する必要はあるの?
以下の理由から、導入した方が良いと思われます。
1. 対応フォーマットの多さ
以下のファイルは L-SMASH Works File Reader にて読み込めたにも関わらず Media Foundation file reader では正常に読み込めなかったことを確認しています。
mkv (H.264, Opus)
ogg (Vorbis)
ogg (Opus)
2. シーク精度
「無印 AviUtl 用 Media Foundation file reader」の立ち位置である amate さんが開発された MFVideoReader のReadmeから読み取れるように、Media Foundationではフレーム・サンプル単位でのシークができません。よって、ズレが生じる可能性があります。また、フレーム欠けが生じる可能性があるようです。シークは「カット編集で途中から再生する際」にも行われるはずであるため(コードを読んでいないため、不正確である可能性あり)、カット編集に向かない可能性も高いです。
Media Foundationでは、動画のフレーム単位、音声のサンプリング単位でのシークができません
そのためにシークを行うと、内部でフレームのタイムスタンプから計算してフレーム番号を算出していますが、実際の再生位置とのずれが生じる可能性があります (動画なら1フレーム、音声なら32サンプルほどずれる可能性がある)
AvlUtlに渡す総フレーム数や、総サンプリング数もずれることがあり、後ろ数フレーム欠けることがあります
シーケンシャルに読み込んでいく場合は、ずれが生じないようにしています (エンコード時にはずれないはず)
3. シーク速度
これは「必ずしも」というわけではありませんが、L-SMASH Works の方が速いことが多いです。
AviUtl ExEdit2にL-SMASH Worksを導入したら、起動時に以下のようなダイアログが出てくるんですが?
https://scrapbox.io/files/687e6a90ca498979357bdebc.png
あなたが導入したのは AviUtl ExEdit2 用の L-SMASH Works ではなく、無印 AviUtl 用の L-SMASH Works です。
これでは正常に動作しない可能性があるため、非推奨です。「lwinput.aui」の代わりに「lwinput.aui2」を導入してください。←エラーメッセージにも同様のことを書いています。
導入ディレクトリからlwinput.auiを削除し、lwinput.aui2を導入してください。
「lwinput.aui」を削除し「lwinput.aui2」を導入したらファイル読み込み時に応答なしになり、いくら待っても読み込まなくなってしまったのですが?
InputPipePlugin も完全に削除しましたか?
AviUtl ExEdit2 に L-SMASH Works を入れたら、重くなった...
/aviutl/L-SMASH Works File Readerの設定 に記載されている推奨設定を試してみてください。少しは軽くなるかと。
「lwinput.aui2」 の HF64, PA64, YC48 対応は?
r1163 にて PA64 対応をしました。高ビット深度の場合は、PA64 で読みます。
AviUtl ExEdit2 の内部形式がRGBA16Floatであるため、HF64対応優先で行います 行うつもりでした。
YC48対応は行うつもりがありません。2重変換となり速度が低下する可能性が高く、AviUtl ExEdit2 の内部形式への直変換より品質が劣化する可能性が高いためです。
AviUtl ExEdit2 に L-SMASH Works を入れ、動画を読み込んだら映像が出ない!
情報が不足しているため、現在調査中です。
L-SMASH Works File Reader for AviUtl2 r1161 移行を導入している場合、AviUtl ExEdit2 beta3 以降に更新してください。
preferred decoders 設定に libvpx,libvpx-vp9 以外の値を指定している場合、削除してみてください。
AviUtl ExEdit2 に L-SMASH Works を入れ、動画を読み込んだら音が出ない!
情報が不足しているため、現在調査中です。
AviUtl ExEdit2 は 無印AviUtl に比べて対応音声フォーマットが少ない?ことが要因の一つとして挙げられます
ログにinvalid convert audio format. in Media::~のようなエラーが出る場合、以下に当てはまるかご確認ください。当てはまる場合、LSWの設定のChannel Layout設定にdownmix(すべて小文字)と打ち、AviUtl ExEdit2 を再起動した場合に解消する可能性があります。もちろん、設定をしたために音源は必ずstereo(2ch) DL+DRで読み込まれることにご注意ください。
PCM16bitInt なモノラル音源を読み込んでいる
3ch 以上の 音声ファイルを読み込んでいる
LW-Libavでファイルを読み込む際に「progress...」なダイアログが出ないのですが?
r1197 にて修正いたしました。更新をお願いいたします。
Handle cache 設定、要りますか?
要らないですね... 当初には必要だったのですが... オフにした状態で、以下のことを試した方がより良い結果が得られる可能性が高いです。
無印 AviUtl には patch.aul r43_ss_51 以降を導入し、handle_share 機能を有効化するのがおすすめです。
AviUtl ExEdit2 ではデフォルトでハンドル共有機能が搭載されているようであるため、特別何かを行う必要はありません。
r1189 にて設定項目を削除いたしました。
対応状況は?
r1152 ~ r1159
AviUtl ExEdit beta2 まで (beta7以降で読み込んだ場合、エラーが発生します
r1161 ~
AviUtl ExEdit beta3 以降
r1191 ~
AviUtl ExEdit beta7 以降
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