Android端末でAviUtlを動かしてみよう
この記事は2023/12/22時点での情報を元に記載されています。
この記事の内容を実行して発生した損害について、一切の責任を負いません。
また、今後のサポートも行いません。
2024/05/13 追記
↑
こちらのほうが余計なものを入れずに済むし、記事が読みやすいので、おすすめです。
リサーチ不足でした。申し訳ございません。
2024/07/17 追記
上述のShiumano氏の記事が更新され、より簡潔に、わかりやすくなっています。
また、より実行時パフォーマンスがよい方法がとられています。
この記事を読むくらいなら、Shiumano氏の記事を読みましょう。
本編
皆さん、異常環境は好きですか?私は好きです。
Android端末でAviUtlを実行する環境を作ってみましょう。
依存ソフトウェアの導入・環境の構築
1. F-Droidを入れる
2. F-DroidよりTermuxを入れる(Google Play Store版では不具合が発生します)
3. Termuxを起動し以下のコマンドを実行
code:sh
pkg upgrade
ダイアログが出たら、適当にEnterを押していればどうにかなります
4. 以下のスクリプトを実行し、Ubuntuをインストール
code:sh
echo "allow-external-apps = true" >> ~/.termux/termux.properties && echo "hide-soft-keyboard-on-startup = true" >> ~/.termux/termux.properties
pkg clean && termux-setup-storage && yes | pkg update && pkg install nano wget proot-distro pulseaudio -y && pkg clean && proot-distro install ubuntu && proot-distro clear-cache &&
echo 'pulseaudio --verbose --start --exit-idle-time=-1 --load="module-native-protocol-tcp auth-ip-acl=127.0.0.1 auth-anonymous=1"
alias start="proot-distro login ubuntu --shared-tmp --no-sysvipc"' >> ~/.bashrc && . ~/.bashrc && termux-reload-settings
途中でアクセス許可のダイアログが出るので「許可」をクリック
5. Termuxを再起動
code:sh
exit
で終了すること
6. 以下のコマンドを実行し、Ubuntuターミナルを開く
code:sh
start
7. 以下のスプリプトを実行しXfce4(デスクトップ環境)をインストール
code:sh
途中でTimeZoneを聞かれるので、Asia/Tokyoを答える。
8. 以下のスクリプトを実行し、box86とWineをインストール
code:sh
これをインストールするのはここ最近のAndroid端末はArm系であり、Wineを動作させるためにはx86エミュレーションソフトウェアが必要であるため。box86はx86エミュレーションソフトの一種
9. 以下のコマンドを実行し、日本語環境のインストール
code:sh
apt install language-pack-ja fonts-noto-cjk
10. 日本語環境に変更
code:sh
echo "export LANG=ja_JP.UTF-8" >> ~/.bashrc
11. Termuxコマンドラインで以下のコマンドを実行
code:sh
exit
exit
Termuxが閉じるので、再起動して
code:sh
start
12. 以下のコマンドを実行して、デスクトップ表示用サーバーを立てる
code:sh
vnc-start
パスワードを聞かれるので、お好みで登録する
13. Googleプレイストアで以下のソフトをインストール
14. ソフトに以下のプリセットを追加
Address
localhost:1
Name
任意
15. プリセットで接続
Unencrypted connectionは右上のOKを押す
パスワードを聞かれるので、さっき打ったパスワードを打つ
色がおかしいのは「...」→「i」→「Picture quality」を「High」にすれば直ります
16. Xfce4のデスクトップ画面が正常に表示されたら、ターミナルを開く
17. 開いたターミナルで以下のコマンドを実行
code:sh
box86 wine wineboot
monoのインストールはCancelでもいいです(x264guiExとか入れてちゃんと使いたい場合はインストールしておいたほうが良いかも)
キーボードは「...」→「キーボード」でスクリーンキーボードが開けます
18.wineの日本語フォントの変更をします
code:sh
sed -i "s/Ume Gothic/Noto Sans CJK JP/g" wine-japanese.reg
sed -i "s/Ume Mincho/Noto Serif CJK JP/g" wine-japanese.reg
sed -i "s/Ume P Gothic/Noto Sans CJK JP/g" wine-japanese.reg
sed -i "s/Ume P Mincho/Noto Serif CJK JP/g" wine-japanese.reg
sed -i "s/Ume UI Gothic/Noto Sans CJK JP/g" wine-japanese.reg
sed -i "s/Ume UI Mincho/Noto Serif CJK JP/g" wine-japanese.reg
box86 wine regedit wine-japanese.reg
OSDNが死んでるせいで、フォントがDLできなかったりするので、Noto系にすげ替える
ここから先はAviUtlの導入です。
複数の方法がありますが、この記事ではターミナルでそのままインストールする方法を取ります。
19. ディレクトリ作成し移動
code:sh
mkdir aviutl
cd aviutl
20. 以下のコマンドを実行し、aviutlと拡張編集を導入
code:sh
unzip aviutl110.zip
unzip exedit92.zip
導入が終了すれば、あとは起動のみです
21. ターミナルを開き、aviutl.exeのディレクトリをカレントディレクトリにして、以下のコマンドを実行し、aviutlを起動
code:sh
box86 wine aviutl
お疲れ様でした!
備考
box86をFEXに変更してみたら速くなったりするかも
参考