Python上でのSocket.IOのテスト

Python上で簡単なソースコードを書き、Socket.IOの通信を検証する

使用したソースコードは以下を参照

検証手順

1. Wiresharkを準備してパケットを取得できるようにしておく

フィルターにはtcp.port == 5000と入力しておく

2. server.pyを起動した後にclient.pyを起動する

3. 通信を取得できるので確認する

取得できた通信

https://gyazo.com/e65c96c96a356791e554b79c33410789

上から順に読んでみる（ProtocolがTCPになっているパケットは省略）

4. WebSocketの土台となるHTTPの通信（polling）

https://gyazo.com/a6bdcb3c3c4126a5f8d43ea60cae588c

8. 4の応答

https://gyazo.com/f55ceb6fc627709abd65ac8e0eb0019e

10. WebSocketへのUpgradeリクエストヘッダーを含んだ通信

https://gyazo.com/0f3db29ee57c945af6083a873c4bd0b9

特に指定しなくても、Sec-WebSocket-VersionやSec-WebSocket-Keyなどをちゃんと渡している

これはおそらくブラウザ側が勝手に付与している

通信の圧縮アルゴリズムを指定してるっぽい

ブラウザによっても値が違う

Chrome: permessage-deflate; client_max_window_bits

Firefox: permessage-deflate

12. 11の応答

https://gyazo.com/04cf69689c6e342623972b968d19feee

headerを指定したらどうなるかをやってみる

上の検証だとUser-AgentはPython/3.10 aiohttp/3.8.1になっていた

これを書き換えられないか検証してみる

code:client.py

# 省略

header = {

"User-Agent": "Watashiga/Kita",

}

# 省略

async def main():

await sio.connect('http://localhost:5000', headers=header)

await sio.wait()

# 省略

結果

https://gyazo.com/2234a8eb77cfe1beb6bc92a71e4e704d

ちゃんと指定したUser-Agentに変更されている

余計な心配をする必要はなさそうだ