1969/12~ 役員選挙をめぐる論議
#171
役員選挙
十一月十八日に自治会選挙が告示され、立候補者は会長候補二名、副会長候補三名が出ることになった。
この選挙において、生徒心得審議会の有効性があるのかないのかということを中心に、これからの自治会のありかたをめぐって候補者の間で論争された。候補者間のあきらかな主張の対立が見られる中で生徒はどちらの主張をうけいれるのかという、重要な選択を強いられたといえよう。
十二月の選挙投票の結果は異常な票のわかれかたをした。会長は五三四対三二四棄権四六四で西村新君(一年)が、副会長は五一六対二〇二対一九五棄権四〇九投票拒否四〇票(この投票拒否はクラス決議でそうなった)で山本重雄君(二年)が当選した。
その後生徒の中から、その膨大な棄権票が出たということから、選挙のやりなおしをせよという異議申し立てがでされたりした。そのような中で、選挙管理委員会のミスが発見された。そのミスとは、選管規定にある選管は定足数三分の二の出席をもって選管を開くということに気づかないまま選挙が行なわれていたという事実である。当然その選挙自体が無効になるはずであったが、選管で論議した結果、役員会成立が大幅に遅れてしまうという理由で選挙は有効とし、一月二十八日役員会が成立した。そのような選管のあいまいな態度に反対して、一部の生徒から選管に対する批判が出た。
1969/12~ 役員選挙をめぐる論議
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