1969/12/11 封鎖をめぐる討論と攻防
#171
十二月十一日
朝から全く授業は行なわれず、各クラスで午前中討論がなされた。一方、十時半ごろ一、二年生の一部によって封鎖解除された。昼すぎになって、大阪大学に常駐していた機動隊数人が学校付近に姿を見せたりしたので、生徒の間で警官導入があるのではないかということがささやかれたりした。午後三時ごろ、教師達がバリケードの前に集まり、校長の退去命令とともに封鎖解除をはかった。しかし、教師がバリケードに近づくと、ベ平連その他の有志がバリケードのまわりに集まり「教師かえれ」のシュプレヒコールがおこり激しい抵抗が続いた。そのため学校側は封鎖解除をあきらめた。その後6時すぎに、学校側より「本日は、全闘委が封鎖を拡大しない限り、解除はしないし、警官導入はしない。」という放送があり、警官導入を気づかっていた生徒は下校しはじめた。
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(撮影者:後藤鐵郎)
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(撮影者:後藤鐵郎)
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(撮影者:後藤鐵郎)
1969/12/11 封鎖をめぐる討論と攻防
◀ 1969/12/10 全闘委がバリケード封鎖
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