1969/07/15 自治会だより 自治会方針
【7月15日(火)】
自治会だより S44.7.15 自治会発行
●昨日、試験終了後クラスでの話し合いを行なった、それぞれのクラス代表と我々自治会役員会と合同会議を持ち、次の様な自治会方針をあきらかにした
★自治会決意
1.自治会はテスト中止を学校側に要求しつづける。
2.自治会会員のテスト参加不参加については自治会は何ら強制権をもたない。会員間におけるテスト参加うんぬんでの対立わだかまりは絶対にさける。
3.自治会会員は一致協力してクラス各会員の主体性、先生との交流を保持しながら一連の問題をはっきりと自覚して、あすの自治会豊高生活を築き上げていく。
★自治会基本方針 2つ
1.同和問題を考えてゆく 2.豊高民主化を進めてゆく。
★問題提起
現状のまま、目標の混和の中で、1つの方向を見つける手段として、次の5つの項目をあげる。
1.糾弾集会……もう1度見なおしてそのものの意味をとらえ、何が糾弾されたかを反省し、同和問題と我々の関係を考える。
2.豊高教育……小さな不満を出し合って、もう1度みんなで考えてゆく。
3.同和問題……映画・資料(パンフレット、本)などの使用により、積極的にとり組んでゆく。
4.自治について……校長の最高決定権にからむ学校教育の中の自治の限界性を考える。
5.学校の本心……生徒に対する態度に不信が出ている。先生は、本当に我々のことを考えて行動してくれているのか。
★具体的方法
1.討 論;横わり、縦わりにおいて、各会員間の連帯を深める。
先生もテストを受けた者も受けない者も× × × ×みんなで話し合ってゆく。
2.資料提供;パンフレット、映画(本日上映) プリント(糾弾集会内容etc)
本の紹介 その他、など積極的にとり組む姿勢を見つける。
3.学校との連絡;先生のクラス話し合いに積極的参加を求める。
学校へのクラス、会員から出ている諸要求を自治会として整理統一して学校側に要求し、学校側の立場見解を明確にしてゆく。
学校側の意志と生徒側の意志の交流を深める。自治会顧問団と役員会の協議を円滑にし、全会員に、その経過をたえず報告してゆく。