1969/07/14 -A 学校側試験断行・540名テストボイコット
七月十四日 学校側試験断行
この日、全豊高生は自主性を問われることになった。期末試験をボイコットすべきだと思った者は親や先生の圧力に耐えぬかねばならない。試験を受けるべきだと思った者は、自治会決定を否定しなければならない。又どちらにもはっきりとした確信を持っていない生徒は、もっと悩んだ。PTAは十三日各家庭に試験を受けさせるように電話をかけた。結局この日の試験をボイコットした者は、約五四〇名で九時に講堂に入り、今後のことについて討論した。この後、クラス別討議に入ったが、試験を受けようとボイコットしていようと関係なく豊高の諸問題を考えようという事になった。そして試験終了後各クラスで今後の方針について討論会がもたれた。
検討し直したという試験内容はヒントがついていたり、“英語について書け”などのようなものが加っていたが本質的には、たいして変わっていないという声も多かった。