1969/07/14 [有志ビラ]#1 学校側の不当な弾圧に抗議し、「期末テスト中止」に立ち上がろう!
7月14日(月)/自治会有志連合
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学校側の不当な弾圧に抗議し、「期末テスト中止」に立ち上がろう!
我々、豊中高校生は七月十二日(土)全校投票において、自らの手で「中止決議」を採択し、文字通りの問題発展の糸口を握(ママ)み得たのであるが、学校側は、解同糾弾を受けた後の七月十一日(金)の二学年会においてや、各ホームルームにおいて、不当にも、
○──十四日、期末考査実施不可能の際は機動隊導入もありうる──校長談
○──生徒たちはテストがいやで、中止させようとしている──浅野教諭談
○──機動隊に校内の地図を渡した方が良いのでは──P.T.A会長談
○──学校は生徒の言うことなどきかず、断乎やれば良い──P.T.A会長談
等、父兄を煽動し、自分達が反省しているのかどうか、疑うような態度を露骨に示している。
校長先生、我々は再度問います。
貴方は十日の糾弾において何をいったのですか?
貴方は本当に深く反省し、自らが差別者であることを認めるのですか?
○──私は絶対(解同に?)洗脳されてません──堀井教諭談
○──糾弾はホンマに恐いねんでえ、そやから儂ら本当のこと何も言われへんかっ
た──勝間教諭談
○──14日からテストが行なえるよう、お母さん方も子どもを説得し、P.T.Aが
呼べば身を挺してでもテストを守ってください──P.T.A会長談
上記のような一連の反省のかけらすら見られない言動は一体何を意味するのでしょうか。学校側は少くとも校内矛盾の一端がテストに存在しているかもしれない、したがってこれから今回の差別事件を引き起こした豊高教育を再び見直す必要を痛感していると、言っているにもかかわらず、このような言動をはく。学校側は何を考えているのですか。
自己批判すらできない学校。
今日には部落は存在しないという、P.T.A指導部長等の余りの無知をはじめとする、かってに学校に煽動されているP.T.A多数。
我々は今回の差別事件の原因に、民主化のなされていない学園内問題を強く感じます。学校側の自己批判の最初は次の三点にあると思います。
学園民主化要求スローガン
◎生徒心得二十二項撤廃
◎生活指導部・自治会顧問廃止
◎新聞・放送の自主管理
七月十三日 自治会有志連合
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