1969/07/11 -A 公開質問状への学校側回答
去る七月二日、役員会から出された公開質問状に対して、回答がこの日の朝、学校側から発表があった。しかし、この回答は不充分なもので、十二の項目すべてに、学校側は答えていない。以下はその回答である。(以下、番号は質問状の項目番号である。)
(一)従来の惰性の上に豊高教育があり、学校自身の日々の創造的教育への点検と反
省を欠いていた点にある。
(二)我々差別者としての自己の告発の上に立って、その責任を自覚すれば、自らが
実践的に同和教育を根幹として民主教育を推進していく外はない。
(三)検閲という語は問答無用式に抑圧し、自発自主活動へ新聞活動を止めるという
意味と考えられる、しかしそのようなことはしていない。学校社会という立場に立って全部員の意見が充分に反映されるよう、適当な助言と指導が必要であると考えている。
(六)◎講演会◎ゼミナール◎教師の研修◎教科活動内で取り組む、などの同和問題
に対する職員研修委員会を通じて計画実施する。
(七)「学校教育方針の樹立」
各分掌の検討
◎生活指導、生徒心得の点検
◎自治会、新聞部の位置づけ
◎教務、補習、実力テスト、カリキュラム、席次、欠点の問題などの検討
◎各教科の問題の検討