1969/07/08 -B 警官導入翌日
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7月8日(火)
この日は、各クラス代表20人が講堂で、また残った者は、一・三年はクラスごとに、2年は2クラスずつ合併で、期末テスト延期について討論することになった。
講堂での討論は、九時頃から校長の昨日の警官導入に対する言明で始まった。校長は、あの事態では教師の安全の保障、HR乱入の防止のため警官導入はやむを得ないと言明した。しばらく誓約書、警官導入をめぐって、校長・教師の責任追求がなされたが、教師と生徒は互いに譲らず平行線をたどった。やがて校長の責任追求より、今後の行動を考えようと意見が出たが、結局あまり実質的な討論のなされないまま、一時頃校長が明日からの予定を発表し、各クラスで検討することになった。
▲学校が示した予定
△九・十日は自宅研修(H・R又はグループで登校して討論してもよい。)
△十日は一時から解放同盟と「会合」をもち出席者は全職員、自治会役員、各クラスの代表二名、豊陵新聞局員(但し登校生徒は教室で傍聴)。十一日糾弾集会の結果をH・Rで報告。全校集会で自治会公開質問状の解答。同和教育について今後の態度を明確にする。
△12日よりテスト実施。
なおこの発表はあくまでも予定、あるいは提案であって、生徒の意見によって変更し得るということから直ちに総務委員会が召集され(十一時半頃)討議された。また同時に臨時議会が召集され、今度の事件の中ではじめて議会が浮かびあがった。討議事項は「このような緊急事態における議会の権限」であり、特に今中心になって動いている総務委員会との相違が追求された。結局この議会では「議会は議事進行だけでなく、主体性を持って積極的に自治活動を推進できる」ことを確認し、今後も「議会として立法権を重視する」(議長談)という見解を示した。
追って十二時十五分学校から放送があり、
△九日のことは自治会決定にゆだねる
△十日の糾弾集会は自宅待機、一時から登校してきてもよい、との学校見解が発表された。
そして午後二時になって総務委員会決定が次のように発表された。
△テストは十日以後の学校の状況[を]見て、十二日に改めていつから実施するか話し合う。
△九日は縦割討論を行なう。内容は、今後の方針、警官導入、またケガ人を出した事についての校長の責任、豊高民主化要求について。