1969/07/05 -B
7月5日(土)
朝、3年I組より「3Iは訴える」ビラ、役員会より「自治会だより」が各々配布された。昨日の金曜集会が雨天でながれたため、放課後12時30分より校長が放送された。内容は次のとおり。
〇今回こうした差別事件がおこったのは、真の意味の教育が不徹底であったためだ。
〇職員会議により豊高教育を総点検。7月10日に解放同盟より(御)糾弾をおうけする。〇自治会からの公開質問状に対しては糾弾の席上ではっきりさせ、その後発表する……他。
尚、この直前、部落研と校長との間でマイクの奪い合いがあったもようである。放課後、7月4日の誓約書に対する回答は、ついに公示されず、そのため部落研は学校側に抗議したが、これに対して学校側は彼等を門外に追い出した。そして誓約書に関しては正門の内側より教頭がマイクにより口頭で回答した。回答の内容は、この項目に関しては学校が自主的な立場で解決してゆく、というものであったが、これは前日の職員会議だけで決定されたもので、生徒には全く知らされてはいなかった。この日、反大学部落解放集団の人が正門をはじめ門前で本校生徒とグループ討論を行なっていた。