1969/06/30 -B 
#Vol.2
6月30日(月)
朝、自治会役員会から〈自治会だより〉〈自治会だより号外〉が配布された。生徒はH・Rに待機。8時40分より学校長より放送があり、その主旨は次の通り。
▶6月9日新聞発行から今までの経過報告
▶経過を通して、反省事項及び問題点
1. 学校側が主体的な指導をすることができなかったのは、周囲の状況をはっきりと把握できなかったためである。
2. 25日~28日にかけて日々の学習に害を与えたことを謝罪する。
3. 関西部落研がしようとしている糾弾は解同とは違うもので、これは25日には分らず、27日の金曜集会が流れた時わかった。
4. 解同から糾弾を受けるのは校長自身であって、生徒自身ではない。
5. 全職員は同和問題にとりくんで行かねばならない。そのため同和対策係を設けた。係の先生は福田、加藤、井関、森川、前田各先生(順不同)
▶本日解同より2名、同豊中支部より2名来て貰い、今までの経過を調査(回収に
至るまでと、25日の混乱の事など)
──これにひき続いて9時10分より役員会から放送があった。
(1) 自治会室貸与に関して全校投票の結果
貸す  39,貸さない  993,棄権  103
(ただし未決定クラス 6クラス)
▶本日部落研の人の意見を書いたビラを配布したが、役員会は決して部落研と行動を共にするものではない。
(2) 本日配布したビラについて各クラスで話しあってほしい。部落研をいれるかいれないかではなく、彼等に対する考えを各々整理しておく、という意味で。また、彼等の申し入れに答える必要もない。
──この後残り時間を利用して本日の自治会だよりを役員がよみあげたが、クラスによっては討論を行った所もあった。9時30分になって学校側から2時限より授業を行なう旨連絡があり、この日はその後平常通りの授業が行なわれた。
▶ 1969/06/30 自治会だより#1 同和教育・生徒心得・講演会以来の事態経過
▶ 1969/06/30 自治会だより#2 関西部落研究会について
1969/06/30 -B
▶ 1969/06/30 -A 学校側経過報告/関西部落研対応
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