1969/06/28 -B
#Vol.2
6月28日(土)
朝、校門前で豊高反戦連合による“授業をボイコットして集会を”といった内容のビラが配布された。この日は朝から平常通り授業が行なわれたが、2時限より3年有志を中心に、授業ボイコット討論集会がよびかけられ、延べ100名余りの生徒が玄関前で討論した。この授業ボイコット討論の理由~目的としては、(1)25日以降の経過説明を、学校側は全校生徒に対して全くしていない。そして今日平然と授業を行なう事によって生徒の意識をそらせ、正常化という名目で事態を収拾しようとしている。(2)この事は今日放課後の全校集会を認めず、即座に下校を指示する学校の態度でも明らかである。(3)この授業ボイコット討論によって学校のこうした態度を批判してゆき、このまま放課後の全校集会につなげて行く。そして当然校長教頭には事態説明を要求してゆく──などが主な所であった。
この討論は4時限終了まで続けられたが、その間教師数名が授業に戻れといいに来たのみであった。又、討論に加わる教師もあった。 12時30分、役員会から放送で6・27についての謝罪~今後の方針として次の3項目があげられた。 (1)豊高教育の内部変革として皆が作りあげていく授業、(2)組織(外的)改革として学校教育路線を監視~批判、(3)講演会・ゼミナールの推進。
この後12時50分、学校から正門を使わずに下校するよう放送があった。授業終了後、玄関前で一部生徒による集会が開かれ「全校集会を開け」との声が多くきかれた。集会も終わりに近づいた3時頃、警官が一個小隊門の外に来て正門前にいた3年生たちの写真をとった。これと前後して集会は自然解散した。後に関西部落研5名が来て、正門前で20~30人程の討論の輪ができた。
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