1969/06/16 ［有志ビラ］豊中高校反戦連合

6月16日(月)／豊中高校反戦連合

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豊陵新聞第167号論説に関し　新聞部及び学校当局を糾弾する！

豊陵新聞第167号論説に「集会だビラだと騒いでいる『有志』は無自覚的無意識的大衆からみると、あたかも『特殊部落の住人』の如く全く彼ら（無意識的大衆）とは違った世界の住人の様にみえる」といった内容の小論が掲載されている。

これは明らかに未解放部落そのものを差別した文章である。豊高に於ては最も進歩的な人材が結集している筈の新聞部に於てこの様な差別文書が出された。この事実は新聞部がこれ迄、生徒心得に発現されているところの諸矛盾に対し闘ってきたふりをしてきたことが全くの偽装であることが曝露され、又新聞部員が人間として最も基本的な精神をも持ちあわせていないことも曝露された。

我々はかような新聞部及び同部員に対し、以上の様な批判を加え、かつ自己批判を断固要求するものである。

そしてこの事実が一部で明らかにされた時点において新聞部内において自己批判の気運が発生したにもかかわらず、大衆的に露顕し、学校教育（豊高教育）の反動性、偏向性がそこにおいて曝露されることに恐怖した学校当局は、これをもみけし、単に新聞回収によって我々から隠蔽したところで収拾しようとした。しかも回収の理由たるや、ミス・プリントという全く事実と合致しない、印刷屋に責任を転嫁したものであった。このことは、学校当局が口では否定していながらも、権力者、抑圧者としての自己の醜悪な本姿を曝露したものである。我々は、この問題と（未解放）部落問題等につき、今度のそして今迄の反動偏向性を自己批判し、かつ現実及びその分析結果を教育(？)の場に於て発表することを確認することを断固、要求する。

豊中高校反戦連合

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