卒研・卒計|2026年度卒業研究・卒業設計1/第04回
日 時 2026年5月12日(火)13:30~
場 所 A1002
出席者 (敬称略)
小林正人
D3 山川 光稀(原子力規制庁)
D2 鴨下直登(竹中工務店)
M2 竹澤佳祐,高橋海里,穂積智瑛(コーディネータ),内藤正宗
M1 宇佐原匠人,岡村知夏,河合惣研,白石勝真(記録),鈴木息吹,中島慶大,山口昂希
B4 大西俊暉,北 憲二,木村美仁,藤居祐紀,藤田 亘,秋元惺順,石川 伶,小山羽菜,高津怜英,田中夏実
1.提出資料
20260512_第3回輪講資料(担当者:穂積)
20260512_第4回輪講資料(担当者:髙橋)
20260512_01_先行研究・関連文献の調査(大西)
20260512_02_先行研究・関連文献の調査(北)
20260512_03_先行研究・関連文献の調査(木村)
20260512_04_先行研究・関連文献の調査(藤居)
20260512_05_先行研究・関連文献の調査(藤田)
20260512_06_先行研究・関連文献の調査(秋元)
20260512_07_先行研究・関連文献の調査(石川)
20260512_08_先行研究・関連文献の調査(小山)
20260512_09_先行研究・関連文献の調査(高津)
20260512_10_先行研究・関連文献の調査(田中)
2.質疑
輪講第3回(穂積)
・大規模な介入工事とは。(竹澤)
→本文は総則的なもので書いていなかった。おそらく,多数のデバイスを交換するのが難しいというニュアンスではないか。(穂積)
・スティックスリップ現象でダンパーでも起こりうるとのことですが,具体的にどの箇所で発生するなどはありますか(河合)
→ダンパーに関して情報があれば補足する。(穂積)
→スティックスリップ現象自体は映像もありそう。(小林)
→静摩擦と動摩擦の繰り返しが起こると問題になるのではないかと考えている。(穂積)
・塑性設計を要求されていないはずなのに,「靭性」とあるのはどういうことか。(小林)
→上部構造のことではなく,デバイスと接合部のことだと思う。(穂積)
・専門用語の意味には慣れておくとよい。(小林)
輪講第4回(高橋)
・球面すべり支承は振り子の原理。(小林)
・バイリニアに置き換える際の「適切に」とはどういうことか。(小林)
→「十分に近似すること」とだけあり,具体的な方法は示されていない。(髙橋)
→履歴面積が等価になるように考えている。設計はバイリニアで良いが,再現解析は元の履歴ループで考えるべき。(小林)
・粘性ダンパーの速度・減衰力の関係には色々な形がある。(曲線だけではない)(小林)
先行研究・関連文献の調査
大西・藤田・石川
2Pの「津波荷重が作用する免震建物に関する研究が少ない」とは,免震建物に対するこれまでの被害が少なかったのか,それともこれまで取れたデータ自体が少ないのか,どちらでしょうか。(中島)
→データ自体が東北地方太平洋沖地震時など限られたものしかなく、被害に関しても免震層の浸水による錆などの報告にとどまっているので両方含まれてます。(大西)。
既往研究は水理実験と数値流体解析で応答確認していますが、研究室でも解析は行うのですか。(岡村)
→過去には2次元での解析は行っている。B4時にはまず実験方法の学習や実現象の観測に重きを置きたいため、大学院進学後に検討したい。本来は実験だけでなく解析もしたい。(大西)
既往研究1では、津波入射角45°以上の場合、開口部による津波力低減効果が確認できないとありますが、実務的な設計の観点から斜め方向からの津波を想定する場合、現行の非開口率を用いた計算式に対して、補正係数や適用条件を制限するなどの対策は取られているのでしょうか。(山口)
→実務では検討せず一番強く津波力が出る正対している場合のみ考えている。補正係数などについての対策はとられていない。(大西)
「今後津波を伴う大地震への懸念」とありますが、南海トラフ地震以外にはどのような地震が想定されていますか。(小林)
→日本海溝・千島海溝周辺での海溝型地震や首都直下型地震、相模トラフ沿いの海溝型地震についても考えられる。(大西)
今回の文献調査はどのような方針に基づいて行われたのでしょうか。採り上げられた先行研究の意図がよくわかりませんでした。(小林)
→黄表紙の読み合わせをした。もう少し内容理解に努めるべきだったと感じている。(穂積)
→「地震荷重」だけでは範囲が広い。全体の流れ等,ねらいを決めてやるべき。(小林)
最後のスライドで「研究結果の一般性」と述べていますが、具体的にはどのようなことでしょうか。(白石)
北
7ページにおいて,補正係数を考慮した場合は安全側の評価であるとの記載がありますが,一部では誤差が20%を超えているように見受けられます。この点について,予測精度としては許容範囲内であるという認識でよろしいでしょうか。(河合)
→理想としてはすべてが許容範囲内であるべきだが,超えているケースもある。(北)
→20%は目安。安全な設計になるように設定をしているので,見方が少し違う。(小林)
他の研究事例や提案はないのでしょうか。(小林)
今回取り上げた評価式は、なぜ免震告示に採用されていないのでしょうか。(小林)
p9:「複数のダンパーの効果を1つの免震係数にまとめる係数の導入」とありますが,履歴系ダンパーと流体系ダンパー以外のダンパーでも同様に係数を導入することで,ひとつの免震性能として表せるのでしょうか。(宇佐原)
先行研究の内容を踏まえて、今後の課題はどのように捉えていますか。(白石)
合理化として挙げている項目のうち「精度」に関する結果は述べられていますが、「簡便さ」はどうでしょうか(髙橋)
木村
「今後の課題で縮小モデルを用いた実験の実施」とありますが,どのくらいの縮尺の実験を想定してるのでしょうか。(中島)
→大学の振動台で実験できる程度の大きさを想定しているが、詳細は今後オイルダンパーの大きさを調査しながら検討していく。(木村)
既存のファイルセーフ機構付きダンパーや,現在検討中のギャップダンパーの課題点や短所などはありますか。(穂積)
→フェイルセーフ機構は一度の地震に対する機構、ギャップダンパーは場所をとってしまう(木村)
解析モデルによる検討でも一定の評価は可能であるように感じますが,縮小モデルを用いた実験を行う意義として,モデル化の妥当性を確認する点にあるのでしょうか。(河合)
→はい。いつかは実機で実験したいが、まずは模型で簡易的に応答を把握したい。(木村)
多段速度依存型可変減衰オイルダンパーについて、設定速度に応じて摩擦ダンパーへとパッシブに切り替わる複合ダンパーとのことですが、この減衰力や剛性が急激に変化する瞬間に、上部構造に対して高周波の加速度スパイクなどが生じる懸念はないのでしょうか。(山口)
→生じる可能性はあるが、先にオイルダンパーで十分に減衰をさせているのでそこまで心配はないと思う。(木村)
今後の研究で挙げている普及性を考慮したギャップ幅の検討について、昨年岡村さんが研究していたギャップ幅だと何か問題があるということでしょうか。(竹澤)
→現状は問題ないが,あらゆる設計方針に対応できるように様々なギャップ幅での応答性能を把握したい。(木村)
履歴系ダンパー(鋼材や摩擦)と流体系ダンパーを用いた先行研究がありますが、どのように使い分けますか。(小林)
→地震動によって有効なダンパーが違うので、建物の建設地によって使い分ける。(木村)
藤居
大振幅地震動とはどのようなレベルの地震動を指すのでしょうか。(小林)
→レベル2を超える稀に起こる地震動(藤居)
免震構造の冗長性に言及されていますが、耐震構造は問題にならないのでしょうか。(小林)
→耐震構造は免震構造より冗長性があるが、安全とはいえない(藤居)
積層ゴムのハードニング特性により,「免震層の変形の増大は緩やかになる」などの安全余裕度に対する正の影響がいくつか挙げられていますが,一方で負の影響はあるのでしょうか。(宇佐原)
→上部構造に急激な加速度がかかる場合やそれに伴う塑性化など。(藤居)
ほかの研究者の論文は確認したか。(小林)
→まだできていない。(藤居)
→今後の課題について,先輩が取り組んでいるが終えていないものも検討するとよい。(小林)
秋元
多種の免震部材に対応した応答スペクトル法の精度改善とありますが,現状はどの程度の精度でしょうか?(鈴木)
→MAPE,MPEが10%以下くらい。(秋元)
今後の課題で「高減衰ゴム系積層ゴムを用いた際の繰返し変形を考慮した応答スペクトル法の構築」とありますが,LRBを用いた時と比較してどのような違いが生じると考えられますか。(穂積)
p21:提案法によるSa-Sd曲線の図について、どこに着目することで免震層の目標性能を満たす基数がわかるのでしょうか。(山口)
繰返し変形による特性変化を考慮した応答スペクトル法は、なぜ免震告示に採用されていないのでしょうか。(小林)
詳細法の説明として「非常に高度な解析のため実用的ではない」とあるが、現状の設計ではほぼ使用されていないのでしょうか(髙橋)
小山
まとめに今までの成果がありますが、今後の課題は何がありますか。(岡村)
スライド2枚目に計算ルートとの選択によって安全性に差が生じる懸念とありますが、計算ルートによってどんな違いがあるから安全性に差が生じるのでしょうか。(竹澤)
→時刻歴応答解析では基整促波によって長周期地震動の影響を考慮するが,応答スペクトル法ではその考慮が要求されていないので,応答を過小評価する。(小山)
8PにOS型に対応した減衰補正式を提案したとありますが,長周期地震動に対する減衰補正式はCH型とOS型の二つに分類できるのでしょうか。(河合)
先行研究がすべて研究室の取組みですが、他の研究者による先行研究はありませんか。(小林)
高津
より有効な免震部材の構成とは、なにをもってより有効とするのでしょうか。(竹澤)
6Pの性能の把握を目的にGAPODに付加する免震部材として,天然ゴム系積層ゴムとオイルダンパーを選定したのはなぜでしょうか。(中島)
→解析モデルについて,検討事項を最適化するため。(高津)
まとめに各種免震部材との組み合わせによる性能比較ありますが、組み合わせは何パターンを想定していますか?(鈴木)
告示波,基整促波,上町断層帯地震動それぞれで異なる傾向を示すとありますが、どのような傾向ですか。(小林)
田中
大学院生からの支援や助言はありましたか。(小林)
先行研究で2質点系モデルを採用しているのはどのような理由からでしょうか。また、今後の課題に「多質点系への拡張」とありますが、これによってどのような利点が得られますか。(白石)
→IDA解析行われるようになってすぐの頃の基礎検討だったため。多質点系にすることで,実現象に近い挙動が見られる。(田中)
研究は研究室の内外,また海外においても行われている。文献調査では,そのテーマの現状の到達点を調べてほしい。今後も継続的に文献を調べる。
院生も,取り組み方などを一緒に考えてほしい。
3.その他
B4の学内選考希望者で先生への連絡をしていない人は至急対応。その他,進路について考え,相談。
学内選考用の研究計画書の作成に取り組む。院生にも協力を仰ぐ。
6/4(木)4限は付属校生に向けた公開ゼミ。25分のレクチャーの準備を。院生はオープンキャンパス用の資料などをシェア。